00:00
-00:00

快食ボイス829・SNS疲れとFacebookの黄昏、そして埋まらない連絡先の穴

2
Facebookはこのまま消えるのか──中高年だけが残されたSNS 皆さん、Facebookを使っているだろうか。 僕を含めた中高年はまだそれなりに使っていると思うが、若い人はもうほとんど使っていない。「中高年のためのSNS」とまで言われるようになってしまった。問題は、そのFacebookに代わるものが今のところ見当たらないことだ。実名で、ある程度の年齢層に限れば多くの人が登録している。その一点においては、いまだに良いプラットフォームなのだ。 友人の投稿より、広告ばかりが流れてくる 僕自身もあまり見ていない。タイムラインに流れてくるのが、友人の投稿ではなく広告や知らない人の投稿ばかりだからだ。しかも僕の興味関心にぴったり合わせた投稿がどんどん来る。つい見てしまい、ものすごい時間泥棒になる。だから見ないようにする。結果として、友人が投稿したものすら目に入らなくなる。 多分、多くの人が同じ状態だ。「Facebook見てる?」と聞かれても「どうせ広告ばっかりでしょ」となる。知り合いの投稿は、もうあまり出てこないのだ。 メタ社は日本のFacebookに思い入れがない これはメタ社の姿勢の問題だろう。Facebookは彼らの創業事業だが、もう本体にそこまでの思い入れはないのではないかという気がする。 数字がそれを裏づける。2025年末時点で日本国内のユーザーは1650万人ほど。世界では30億人を超えるから桁違いに巨大だが、日本の数字はもう少ない部類だ。なにしろスレッズですら1300万人いる。メタ社が「X的なもの」として作ったスレッズが、もうFacebookと大差ないところまで来ている。 Xは意外と多くて7120万人。若い人も使っていて面白いが、実名の人はほとんどいない。そこが決定的に違う。インスタグラムは6320万人で、これもメタ社だ。つまりSNSの主力はほとんどメタ社が押さえ、独自路線のXだけがイーロン・マスクの手にある。ただ彼にとってSNSは、スターリンクやテスラに比べれば所詮それほど重要ではないのだろう。 母数30億の中で、1650万人はどうでもいい 日本のFacebookは、このまま行けばほとんど消えていくのだと思う。母数が30億以上あれば、日本の1650万人が増えようが減ろうが消えようが大した問題ではない。世界企業として動く以上、日本のために手を打つ発想は多分出てこない。 それでも、あと10年くらいは残るのだろう。メッセンジャーも、かつては独立アプリだったのに通知が来なくなって一気に不便になった。扱いの雑さにメタ社の本音が透けて見える。僕自身、電話番号も知らない相手とはメッセンジャーでしか連絡が取れない、という人がたくさんいる。その細い糸も、いずれ切り替わっていくのだろう。 ミクシィが嫌だった理由と、SNS疲れの正体 国産で代替してくれるものがあればいい。だが昔のミクシィは嫌で嫌で仕方がなかった。閲覧すると足あとが残り、「見たなら何か書け」と言ってくる人がいて、心底うんざりした。同じ思いの人は多かったのではないか。 誰かが見てくれたのなら「ありがとう」でいいはずだ。僕だっていいねをもらえれば嬉しいから人のことは言えないが、そこに人間関係のめんどくささを持ち込まれると一気に冷める。SNS疲れの正体は、案外このあたりにある。家でくつろいでいるときくらい、めんどくさいものと関わりたくないのだ。 それでも、なくなると不便だ なくなればなくなったで不便なのも事実だ。久しぶりに連絡を取ろうと思ったとき、相手の近況を見て「大変そうだからくだらない用件はやめておこう」と判断する。そういう使い道が確かにある。 日本にはEightという名刺管理アプリがあり、一時期SNS化を目指したが結局うまくいかなかった。久しぶりに連絡したいとき、相手の近況を把握でき、名前からたどり着ける──そこには確実にビジネスチャンスがあると思う。ただ、それだけのものを作れば結局は広告が必要になり、第二・第三のFacebookになるだけだ。かといって「Facebookに金を払うか」と言われれば、多分みんな払わない。難しい。 このままLINE交換をどんどんやっていく世界になるのか。代わりが出てこないまま、ミクシィのようにズルズルとユーザーを減らしながら使われ続けるのか。Facebookの行方を眺めながら、そんなことを考えた。
7月8日
stand.fmの無料アプリでもっと便利に
Google Play Store
App Store
about stand.fm
放送が更新されたらプッシュでお知らせされるので最新の放送を聞き逃さない。
about stand.fm
バックグラウンド再生で他のアプリを使用しながら、放送やライブが聴ける。
about stand.fm
放送やライブ、コミュニティでコメントが送れて配信者とコミュニケーションができる。
about stand.fm
アプリだけでかんたんに音声を収録して投稿できて音声の編集もできる。
jasrac
JASRAC許諾番号
9024598002Y31016
9024598004Y31016
nextone
NexTone許諾番号
000006134
© 2026 stand.fm, Inc.