「今は頑張りドキ」「今を頑張れば楽になる」——そんな言葉を聞いたことはありませんか?
特にママ起業家さんのあいだで、こういった声かけをよく耳にします。でも私は、この考え方にずっと違和感を覚えてきました。今回は、その理由と、私が大切にしている起業・副業との向き合い方についてお話しします。
■起業初期の「0→1」は、今もっとも難しい時代
情報が無料で手に入る時代になったからこそ、ゼロから最初の実績をつくる「0→1」の段階は年々難しくなっています。
そんな状況の中で、実績のない自分が選ばれるために「もっと発信しなきゃ」「自分を大きく見せなきゃ」と焦ってしまう人も多いです。でも、無理に自分を飾ることよりも、「今の自分だからこそ選ばれるポイント」を考えることの方がずっと大切だと思っています。
■実績がないからこそできることがある
お客様がまだ少ない時期だからこそ、一人ひとりに丁寧に時間をかけられます。立場が近いからこそ、気軽に質問してもらえる。その距離の近さと密な関係性こそが、0→1の段階の大きな強みであり、差別化ポイントになります。
実績がないことをマイナスに捉えるのではなく、今の自分にできることを正直に、誠実に届けていくことが、長く続けられるビジネスの土台になると考えています。
■「睡眠を削ってでも頑張れ」という指導への違和感
起業指導の場で「最初の1〜2年は睡眠時間を削ってでも頑張れ」「家族との時間は一旦後回しにして」と言われたことがある方、いませんか?
私はこの考え方に、あまり共感できません。
「今だけ子どもに我慢してもらって、後で取り返せばいい」という言葉も聞きますが、子どもとの時間はタイムカプセルに閉じておけるものではありません。今この瞬間は、二度と戻ってこない。
実際に、仕事に追われて子どものサインを見逃してしまい、不登校になってしまった。話しかけても「別に」としか返ってこなくなってしまった——そんな経験を持つお母さんたちが、私のもとに相談に来てくださいます。そうなってから「変えなきゃ」と気づくのは、あまりにも悲しいことだと感じています。
■がむしゃらに頑張ることのリスク
ダイエットで例えると、急激に痩せた場合はリバウンドしやすい。それと同じで、一時的に全力を出しきるやり方は長続きしないことが多く、反動が大きくなったり、家族関係に影響が出てしまうこともあります。
1ヶ月に2キロずつコツコツ痩せる方が健康的なように、起業も「自分が続けられるペース」で、大事にしたいものを大事にしながら進める方が、長い目で見て健全だと私は思っています。
■長く続けられるビジネスの方が大切
私が大切にしているのは、「半年で結果を出す」ことよりも、「1年後も2年後も続けていられること」です。
ママとして、パートナーとして、自分自身として——大切にしたいものを大切にしながら前進できる働き方こそが、本当の意味での自立や豊かさにつながると信じています。
もし今「起業を辞めようかな」「もう頑張れない」と感じているなら、一度立ち止まってみてください。今の自分のままで選ばれる方法を、一緒に考えてくれる人やコミュニティを探すことも、大切な一歩です。
横のつながり、縦のつながり、そしてメンターの存在。そういったサポート環境が、現状に引き戻されずに長く続けていける力になります。
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