AIの勝負は、NVIDIAのGPUだけで決まると思っていませんか?
9月22日の日経新聞に、三菱重工のアメリカ法人の社長のインタビューが載りました。発電用ガスタービンの世界の需要は、2026年も去年を上回る勢い。私はこれを読んで「やっぱりそうか」と思いました。
AIのボトルネックは2つあります。1つは半導体。とくにGPUとメモリが足りない。もう1つは、その半導体を動かす電気です。データセンターの電気は2030年に今の2倍以上、日本1国ぶんを少し上回るほどになる見通し。その電気をつくる大型ガスタービンを作れるのは、アメリカのGEベルノバ、ドイツのシーメンス・エナジー、日本の三菱重工の世界で3社だけです。
三菱重工の最新型では、羽根に当たるガスは1,650℃。鉄が溶ける温度より熱い中で、羽根が1秒間に60回転しています。捨てていた熱でもう一度発電して、燃やした熱の64%が電気に。
後半は、AIのお金がGPUの次にどこへ向かったか。マイクロンの営業利益率は80%、キオクシアは3か月で営業利益1兆2,700億円。作れる会社が少ないものに、お金が集まっています。そして半導体も、最後は「熱」の勝負。熱に耐えられるか、発生した熱をどう逃がすか。材料の各社が開発を進めています。
熊本で半導体の材料を売っている私の目線で、AIのニュースの裏側を話しました。
【チャプター】
00:00 天草の旅先から。シルバーウィーク最終日
00:59 9月22日の日経、三菱重工の記事
01:57 なぜ半導体材料の営業が、発電の機械の話をするのか
02:53 結論:AIのボトルネックは半導体と電気の2つ
03:51 今日の話の順番
04:48 データセンターの電気は2030年に2倍以上
05:29 24時間止まれない。だからガス火力とガスタービン
06:26 TSMCが熊本に来た理由も「止まらない電気」
07:21 大型ガスタービンを作れるのは世界で3社
08:17 数社しか作れないものは強い。メモリとハードディスク
09:06 レゾナックと、チェキの富士フイルム
09:55 鉄が溶ける1,650℃の中で回る羽根
10:56 1回燃やして2回発電、効率64%
12:22 生産能力2倍でも追いつくか。AIのお金の流れ
13:18 メモリ各社の営業利益率は異常。マイクロン80%
14:15 キオクシア、3か月で営業利益1兆2,700億円
14:46 作れる会社が少ないから、値段が上がる
15:24 半導体も熱の勝負。持ち帰り2つ
16:21 締め:電気・熱・材料でニュースを見る
【もっと詳しく】
X記事① https://x.com/Kohei127_/status/2102514246982775104
note記事① https://note.com/chaka689/n/n120a3b145755
【前回】
日本の時価総額トップ4、2社はAIで駆け上がった。トヨタと三菱UFJの次の一手
https://stand.fm/episodes/6ab1b40989080d15e3a58fc1
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