半導体の工場に並ぶ機械の売上が、いま5割近く増えています。
9月23日、日本製の半導体製造装置の8月の売上が、前の年の同じ月より47%多い5,979億円だったと報じられました。装置は半導体をつくる屋台骨。材料の営業から見ると、5割増えてもまったく違和感はありません。実は、材料もめちゃくちゃ増えています。
今日の主人公、東京エレクトロンは、実は商社から始まった会社。しかも東京放送(いまのTBS)の出資で生まれました。
装置は、工場が動き出す前に買うもの。だから装置の数字は予約票です。業界団体の見通しでは、2027年度に伸びる理由は「工場の建屋が次々に完成するから」。足りなかったのは、装置を入れる建物そのものでした。熊本では東京エレクトロンが約470億円の開発棟を完成させ、物流棟も2028年春に完成予定です。
後半は、材料の現場から見た装置の話。新しい装置は、入れた日には動きません。最初に材料を流して中をきれいにする「フラッシング」だけで半年、量産まで早くても1年、長いと2年以上。そして装置も材料も、売ったあとが本番です。
熊本で半導体の材料を売っている私の目線で、装置のニュースの読み方を話しました。
【チャプター】
00:00 連休明け。9月23日の日刊工業新聞の記事
00:54 7月35%増から加速。装置は半導体の屋台骨
01:53 結論:装置の数字は、未来の需要の予約票
02:45 今日の話の順番
03:42 半導体をつくる装置とは
04:13 東京エレクトロンは商社から。始まりはTBSの出資
05:00 1968年に自社製造、1983年に熊本、1989年に世界1位
06:02 いま装置を買っているのは、TSMCとメモリー各社
06:51 世界の半導体売上1.5兆ドル。4年の前倒し
07:22 本当の足かせは「建屋」だった
08:44 熊本で見えている予約票。JASMと東京エレクトロン九州
09:42 装置は、納車のようにすぐには使えない
10:24 フラッシングだけで半年。量産まで1〜2年
11:24 装置も1回買えば終わりではない。常駐のエンジニア
12:20 通勤電車で見かけるエンジニア。材料は止められない
13:17 持ち帰り2つ
【もっと詳しく】
X記事① https://x.com/Kohei127_/status/2102865834876256703
note記事① https://note.com/chaka689/n/n2644ef54eaaa
【前回】
AIのボトルネック。電気をつくるガスタービンは世界で3社だけ!
https://stand.fm/episodes/6ab3190c4f1d95f60ead8444
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