#銀杏の香りに感じる秋の気配
今朝も娘たちの登校に付き添って歩いていると、道端に銀杏(ぎんなん)の実が落ちていました。あの独特の香りを嗅ぐと、「ああ、秋が来たな」と実感します。
調べてみると、早いものは8月下旬から収穫される「早生(わせ)」という品種があるそうです。9月下旬になり、イチョウの葉も少しずつ色づき始め、季節の移ろいを感じる今日この頃です。
#秋の乾燥と「肺」の関係
風が乾燥し始めるこの時期、東洋医学では「肺」が弱りやすいと考えます。
肺は常に潤っている必要がある臓器です。冬になると加湿器を使いますが、実は体の中から肺を潤すには「胃腸」の働きが欠かせません。
胃腸を鍋に例えると、下にある「腎」の火で鍋が温められ、そこから立ち上がる「湯気」が肺を潤すイメージです。夏に冷たいものを摂りすぎて胃腸が冷えていると、この湯気が立たず、肺が乾いてしまいます。今の時期は、まず胃腸を温めるものを意識して食べることが大切です。
#咳や頻尿に効く「銀杏」の力
先ほどお話しした銀杏は、実は優れた薬膳食材です。
* **咳止め効果**: 古くから咳や喘息の症状を和らげることで知られています。
* **収斂(しゅうれん)作用**: 渋皮付きで食べると、体の水分が漏れ出るのを防ぐ作用があります。トイレが近い頻尿の方や、キレの悪い咳が長引く方におすすめです。
※銀杏は食べ過ぎると中毒の恐れがあるため、大人は1日10粒程度、お子様は控えめにするよう注意してください。
# 「白い食材」で肌と肺に潤いを
肺が乾くと、連動して皮膚も乾燥しやすくなります。汗をかかなくなると皮脂の分泌も減り、肌がカサカサと鱗のようになってしまうこともあります。
そんな時は、薬膳で「白いもの」を食べると良いと言われています。
**【肺を潤す白い食材の例】**
* **豆乳・豆腐**: 手軽に摂れる代表的な白い食材です。
* **大根・白ネギ**: 体を潤し、喉の調子を整えます。
* **白きくらげ**: 薬膳デザートの定番です。無味無臭なのでスープやスイーツに使いやすく、乾物として常備しておくと便利です。
* **蓮根(れんこん)**: 節の部分には特に咳止めの効果があると言われています。
* **梨(なし)**: 秋の果物である梨は、肺の熱を取り除き、潤いを与えてくれます。
* **山芋(やまいも)**: 胃腸を元気にし、肺と腎の両方を補ってくれます。
#肺を大切に秋を楽しみましょう
娘の小学校には大きなイチョウの木があり、10月頃には「銀杏拾いボランティア」が始まります。ママ友と「今年もあの匂いの季節だね」と話しながら、1年の早さを感じています。
9月が過ぎると、年末まではあっという間です。皆さんも「肺」の乾燥に気をつけて、美味しい秋の味覚を楽しみながら健やかにお過ごしください。