全般性不安障害とうつ病で苦しかった頃。
医者も助けてくれない。
薬も効いていない。
当時の僕は、そんなふうに感じていました。
藁にもすがる思いで自分で調べ、たどり着いたのが森田療法でした。
本には、自分と同じように苦しみ、回復した人たちがいる。
「俺だけじゃないんだ」
そう思えたことを覚えています。
そして、不安をなくそう、なくそうと意識するほど、かえって不安に囚われていくという考え方にも、自分自身を重ねました。
ただ、森田療法を読んだから、すぐ安心できたわけではありません。
僕なりに受け取ったのは、
不安がなくなってから生活するのではなく、不安があっても生活していく。
緊張しながら人前で話していても、相手に伝えることへ意識を向けているうちに、いつの間にかスピーチが終わっている。
僕にとって不安障害からの回復も、それに似ていました。
今回は、森田療法に出会った頃と、そこから自分がどんなふうに回復していったのかを、台本なしで振り返っています。
※森田療法についての専門的な解説ではなく、あくまで僕自身がどう受け取り、回復の中で実践したかという体験談です。