#5 作らずにはいられない
古着屋なのに、毛糸を編む。
破れた服を直しているうちに、さらに手を加える。
刺し子をして、刺繍をして、ほどいて、つないで、また作る。
一本の糸が面になり、やがて着るものになっていく編み物の面白さ。
不規則な刺し子のステッチや、少し歪んだ刺繍、手で直した跡に感じる魅力。
誰かの真似をしているつもりでも、
気がつけばいつの間にか我流になっている。
これはもう、癖というより「ヘキ」なのかもしれません。
最近始まったように見えるこの手仕事も、振り返れば1996年に古着屋を始めた頃から、手描きTシャツ、シルクスクリーン、染色、解体、リメイクと、ずっと続いていました。
では、なぜ最初から作っていたのか。
演劇、印刷、CG、北海道への一人旅。
その話は、また少しずつ。
今回は、古着屋の店内で今日も何かを作っている理由を、今の自分から眺めてみました。
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