【個別相談で大切なのは「良い人」でいることじゃない|本当の気づきを与えるコンサルとは】
今回は、個別相談で相手に気づきを与えることについてお話ししました。
先日のグルコンで、コンサルを始めたばかりの方から、
「絶対に商品を買わないだろうなという方が個別相談に来た時、どう対応したらいいですか?」
という質問がありました。
実際、その方は相談者さんの話を丁寧に聞いて、共感して、スッキリした状態で帰ってもらったそうです。
もちろん、相手の気持ちを受け止めて丁寧にヒアリングすることは大切です。
でも、個別相談ではそれだけではなく、「自分では気づけなかったこと」に気づいてもらうことも大事だと思っています。
例えば、「Instagram集客がうまくいかない」と相談された時。
「最近Instagramも伸びにくいですよね」
「アルゴリズムも変わってますし、無理せず続けましょう」
と伝えれば、相手を嫌な気持ちにはさせないかもしれません。
でも実際にアカウントを見て、投稿のデザインや内容、誰に何を伝えているのかが分かりづらいことが原因なら、そこを言わなければ本当の問題は解決しません。
本人は明日からも一生懸命投稿して、リールを作って、Threadsもやって、それでも売上が変わらない。
それって、せっかく気づきを渡せるタイミングがあったのにもったいないですよね。
私は必要であれば、
「今の問題は投稿数じゃないと思います」
「このまま投稿を増やしても、集客にはつながりにくいと思います」
と伝えます。
もちろん、相手の人格を否定したり、傷つけたりする必要はありません。
でも、事実まで曲げる必要もないんですね。
個別相談で価値を感じてもらうために、「何かすごいノウハウを教えなきゃ」と思う方もいます。
でも、人が価値を感じるのは、知らなかった知識を教えてもらった時だけではありません。
「商品が悪いんじゃなくて、売り方の順番がおかしかったんだ」
「発信量の問題じゃなかったんだ」
「今のボトルネックはここだったんだ」
と、自分では見えなかった課題に気づけた時も、大きな価値を感じます。
その気づきを与えるためには、伝える側にも覚悟が必要です。
嫌われたくない。
嫌な人だと思われたくない。
契約してもらえなかったらどうしよう。
そう思うほど、当たり障りのないことしか言えなくなります。
でも、「相手に好かれること」と「相手の役に立つこと」は別物です。
プロとして見えている課題があるなら、
「今の状況を見る限り、一番大きなボトルネックはここだと思います」
と伝えた上で、なぜそう思うのか、どう改善していけばいいのかまで伝える。
厳しいことを言うだけではなく、相手が受け取れる形で、課題と解決の方向性まで見せる。
そこまでがプロの仕事だと思っています。
そして、万人に好かれる必要もありません。
本音で伝えた時に「教えてくれてありがたい」と受け取ってくれる方と、一緒に仕事をしていけばいい。
個人でコンサルできる人数には限りがあります。
だからこそ、「どんな人ならずっと伴走したいと思えるのか」を自分の中で決めておくことも大切です。
個別相談は、相手に気分良く帰ってもらうためだけの時間ではありません。
「今日この人に相談して良かった」と、未来につながる気づきを持ち帰ってもらう時間。
良い人でいることよりも、相手の未来に本当に必要なことを言える人でいる。
その方が、長い目で見た時に信頼されるコンサルタントになれるんじゃないかなと思っています。
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