【この放送内容】人を楽しませる職業の大道芸人が人の楽しませ方について語ります。
これはぼくが若手に最初に教える事でもあります。
プライベートでもビジネスにも応用できるので、ぜひマスターしてくださいね。
■人を楽しませるって難しい
人を楽しませるって難しいよね。
人それぞれ楽しいと思えることが違うから
Aさんは楽しいと思っても、Bさんは興味なかったりする。
それでも大道芸人は見てる人すべてを楽しませないといけない。
大道芸人はどうやって人を楽しませているの?
その謎にお答えします。
この考え方は、大道芸だけではなく、プライベートにおいても、プレゼンや講演会を楽しくするためにも活用できます。
ぜひ身に付けて人を楽しませられる人になってください。
■ぼくが稽古場で一番初めに教える事
僕は稽古場を運営しています。
もっともコロナになってからはほぼ倉庫になってますけど(;^_^A
その稽古場で、新人の大道芸人が来たら一番最初に与えるお題があります。。
「今、ここにいる人たちを楽しませてみて!」
これを一発で出来た人は居ません。
当然このままだと難しいお題です。
ところが、構成要素を分解していくととても簡単になるのです。
これからお伝えすることは楽しませることのすべてではありません。
当然他にも方法が沢山あります。
でも、最もハードルが低く、もっとも簡単な方法なので、まずはこれを知っておいてください。
■自分が楽しむ
どうやっていいかわからくて、困惑している新人に続いてこんなことを言います。
「自分が好きな道具を使って自分が楽しんでみて!」
「見てる人は無視していいから」
すると半分くらいの人はできます。
残りの人は、自分が楽しむということが分かってないのです。
もしかしたらあなたも楽しむって何なのかわかってないのではないでしょうか?
■■楽しむとは何か?
楽しむとは、夢中になることです。
黙々とこなしてしまう。
これも夢中になること。
つい時間を忘れてやり続けてしまう事。
これも夢中になる事。
周りが見えなくなったり、人の話が聞けないほどのめりこんでしまう事。
これも夢中になることです。
ぼくであれば、ゲームをやってる時、マンガを読んでる時、好きな音楽のPVを見ている時、気になってることを調べている時、映画やドラマを見ている時、こういった時に夢中になってしまいます。
最近で言うとブログを書いてる時も夢中になってますね。
もちろん芸の練習をしている時も夢中になりますけど、一般の人が経験したことがありそうなものを上げてみました。
こういった夢中になっている時は、楽しい時なのです。
なので、一生懸命練習したり、その道具を使って遊んでいることも自分が楽しむという事なのです。
ここまで説明すると、ほぼ全員ができます。
自分が好きな道具を使っているのですから、当然ですよね。
■楽しんでることを共有する
次に楽しんでいることを見ている人と共有することを教えます。
大きくは二種類あります。
①感情を表に出す事
②相手も巻き込んでいく事
1つづつ解説します。
■■感情を表に出す。
「うまくいった」「難しいな」「後ちょっとだったのに」「どうやるんだろう?(悩んでる所)」「なるほど」「わかった」「できた♪」
夢中になっていると、これらの感情が心の中では発生しています。
ただ、ほとんどの人は黙々と行ってしまうため、感情が外に出ていないのです。
人が一番興味を持つものは人の気持ちです。
相手が自分をどう思っているのか?
これは誰もが気になるところです。
なので、相手がどう感じているのかも本能的に気になってしまうのです。
そしてやってる事と感情が見えて来ると、本人になったつもりで同じように心を動かしていくのです。
そのため、自分が感じた事をちゃんと表に出す必要があるのです。
夢中になっている時、感じた事をいちいち表に出して表現していく。
事が大切なのです。
表現するというと、難しくなるので、強く感じで、表情に出すことを意識していきます。
最初はちょっとしか表現できないかもしれません。
それでも内面が見えると見ている人は楽しくなっていくのです。
やってるうちにわかりやすく表現できるようになっていきます。
この説明をして、「もう一度自分が楽しんでみて!」
というと、みんなやれてしまうんですよね♪
こうなると見ている人も面白いんですよ!!
■■相手も巻き込んでいく
こっちはテクニック的なお話しです。
先ほど感じた感情を表に出す時に、見てる人に報告して、共感してもらったり、理解してもらおうとすることです。
「うまくいった!」そう思った時は、
「できた!今の見てた!」などと、声をかけたり、声をかけない間でも相手の方を見てアピールする。
うまくいかなかったときは
「失敗した!」という気持ちを口に出したり、相手にアピールしていく。
悩んでる時も同じように「どういうこと?」「どうなってるの?」などと口に出したり、相手にアピールしていく事が相手を巻き込んでいくということになります。
この時気を付けないといけないのが、一方的に相手にアピールするだけではなく、その時の相手のリアクションを見て、そのリアクションに応える。という事を意識していきます。
こうすることで見ている人を巻き込んでいくことができるのです。
要するに見てる人とコミュニケーションを取るという事です。
【合わせて聞きたい】
相手を楽しませたい。感動させたい。大道芸がショーの中で行ってる方法を教えます。
https://stand.fm/episodes/6449f161c75d6fc59d2b0229
【第115回】
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