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ベイリーカフェ vol.13~2023年アリスベイリーのお誕生日

エソテリック東京がお届けする「ベイリーカフェ」。このカフェでは、私個人的の気づき、または趣味の映画鑑賞、研究している占星術などを、アリスベイリー秘教学の世界と結んで、エソテリックという叡智をご紹介する時間。いっぱいのコーヒーと共に「ベイリーカフェ」で、20分ほど寛いでいってください。 今日もみなさんが魂の断片、智慧の光をもちかえれますように~ 来期の読書サークルの詳細&申込フォーム https://forms.gle/i7qX9B7qbVRorQ858 ★今日の朗読★ 『未完の自叙伝』 私が神智学と接したのは、私が工場労働者として働いていた困難な時代を通り過ぎようとしていた当時、パシフィック・グローブに、私と同じようなイギリスの社会的な背景を持つ二人のイギリス 人女性が住んでいました。私は彼女たちに会ったことはありませんでしたが、会いたいと思っていま した。それは主に孤独感からでした。同郷の人と会ったら楽しいだろうと思ったのです。小さな町で したので、私は通りのあちらこちらで彼女らを見かけることがありました。彼女たちが何か変わった 主題に関する集会を客間で開いているという噂が私の耳に入りました。そして、彼女たちと私の両方を知っている友人が私を招待する手筈を整えてくれました。 そういうわけで、そこへ行こうという動機はそれほど高尚なものではなかったのです。何か新しいことや興味深いことを聞くためとか、助け を求めるとかのために行ったわけではありません。この二人の女性に会いたかったからです。(165-166ページ) そこでの講義はとても退屈で、講師はとても下手でした。 これ以上下手な講師がいるとは思えません。講師は覇気のない口調で「一千九百万年前に炎の主方が金星から到来し、人間にマインドの種を 植えつけた」と話し始めました。そこにいた神智学徒を除いて、部屋の誰一人として彼が何を話して いるのかが分かっていなかったと思います。彼が言ったことは私には全く無意味なことのように思えました。 ~講師は思考の世界を隈なく渡り歩いていました。彼は出席者に、それぞれにはコーザル体があり、 そのコーザル体には明らかにアグニシュヴァータが宿っていると語りました。そのようなことは私に は全く意味のないことのように聞こえ、このような講義をして誰かの役に立つことがあるのだろうか という疑問を抱きました。私はそのとき、もし私が講義することになったら、この神智学の講師とは 違ったやり方でするよう努力することを心に決めました。(166-167ページ) 出会いはしたものの、私に歩みを突然止めさせ、長い間躊躇させた第三の教えは、再生誕の法則と 原因結果の法則という対をなす教義でした。これは、博識と思われたがる神智学徒がリインカーネーションとカルマと呼んでいるものです。私個人としては、神智学徒たちがサンスクリット語に圧倒さ れ惑わされなかったら、この極めて必要とされる教えは遙かに速く世に広まったと思います。彼らがリインカーネーションの教義ではなく再生誕の法則を教え、カルマの法則ではなく原因結果の法則を 提示していたならば、その真理はもっと一般に認知されたかもしれません。私は決して批判がましくこのようなことを言っているのではありません。なぜなら、私も同じグラマーに屈していたからです。 私の初期の頃の授業や講義を今振り返ると、重々しくサンスクリット語の専門用語を使い、不朽の知恵の詳細な意味を語っていたことがおかしくて笑ってしまいます。歳をとるにつれて、私はよりシン プルになり、少しは賢くなったかもしれないと思います。 (173-174ページ) 私は本を目の前に置いて、アイロンをかけられるようになりました。今でも服を焦が すことなく読書とアイロンかけを同時にすることができます。本を読みながら、指を傷つけることな ジャガイモの皮を剥き、本を目の前に置いて、エンドウ豆をさやから出し、筋を取ることができます。編み物や継ぎ当てをするときもいつも本を読んでいました。それができたのは、そうしたいという気持があったからで、知識欲が十分にあれば、大勢の女性も同じようなことができるようになります。問題は私たちの多くが十分に強い気持を持っていないことです。(168ページ) 大師は私の問題には何の解決策も示さず、何をすべきかについても教えてくれませんでした。大師方はそう いうことはしないのです。善意ある善良な献身者たちはいろいろつまらないことを言いますが、大師方が弟子に、何をなすべきか、どこへ行くべきか、状況にどのように対処すべきかなどについて教えることはありません。 大師は多忙な管理責任者で、大師の仕事は世界を監督することです。影響力もなく奉仕する力も発達していない全く平凡な人々に向かって、耳障りの良い決まり文句を言って回る ことは決してありません。私がこのように言うのは、はっきりとさせる必要があり、それが善良な多くの人を迷わせていることの一つだからです。自分自身の問題をきちんと処理し、自分自身の間違いを正し、人類の重荷をいくらか背負い、自分自身のことを忘れることによって私たちは大師になって いくのです。(172ページ)
2023年6月16日
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