人間関係のトラブルの多くが、相手の価値観の否定によってもたらされます。
例えば、自分の意見と相手の意見が対立関係になった時に、いきなり
「その意見は違うと思う」などと発言をして、自分の正当性を伝えれば相手もこちらの意見を否定してきたりします。
そんな時こそ「陰陽魚太極図」の出番です。
相手の意見を否定する前に「そんな考え方もあるんだ」と一旦受け止める。
その意見をもった理由をしっかりと聴いた上で「私の意見をお伝えしても宜しいですか」と伝えれば、相手にも聴いてもらえる可能性が高くなります。
意見の違いは、紙の両面のようなものです。お互いに「自分の見ている面こそが表である」と信じ込んでいますが、相手側から見ればそれぞれの面は裏にあたります。
対立する二つの価値観はどちらも必要なことが多く、どちらかを排除すべきものではなかったりします。ましてや今は多様性を認める時代ですから「みんな違ってみんな良い」が正解だったりします。
例えば、陰陽魚太極図の色である「白と黒」は、白星・黒星で例えられるように白が陽の象徴で善、黒が陰の象徴で悪ととらえられがちですが、黒字、白けるのように黒が良くて、白が悪い意味で使われることがありますよね。
つまり「同じもの」であっても意味づけが変われば価値が変わってしまうのですから、いちいち相手の価値観を否定することにエネルギーを使うのはもったいない。
「なるほど、そういう考え方もあるんですね。とても勉強になりました」と受け止める方が、幅が広がる。
価値観の違う二人が協力関係になれた時に最高の関係が築けます。
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