言葉のキャッチボールには受け手が必要です。ということは、自分がどんなに受け取りやすい言葉を投げたとしても、受け手によってはキャッチができないこともあるということです。
ですから、こちらでの学びを通じて「相手に合わせた丁寧な言葉選び」や「聞き取りやすい声でお話をする」スキルを高めても、自分の思いが伝わる確率は半分だということです。
ですから、上手く伝わらなかったとしても必要以上に自己嫌悪になるのはもったいないことです。
逆に、
「こんなに丁寧に伝えているのに、何で受け止められないの」のように、受け止め切れない相手を責めるのもNGです。
受け止めたくても、受け取れないこともあるわけですから、そういう場合には手渡しするぐらいの感覚で小さくかみ砕いた言葉を渡すしかないのです。
「他人と過去は変えられない、自分と未来は変えられる」
カナダの精神科医であるエリック・バーンの言葉だそうです。
この言葉に初めて出逢った時、それまでの人生が「いかに他の人に変わってもらおう」と無駄な努力をしていたかを感じました。
父母、兄弟、姉妹のような親族との関係。
同級生、先輩、後輩などの友人との関係。
対人関係で「相手に都合よく変わってもらおう」というのは無理な話です。
もしも、相手が変わったのだとしたら、その方自身が変わろうと決めたから変わっただけの話です。
特に、身内に関して
「親なんだから」とか「弟のくせに」などと言いながら自分の価値観を押し付けても良い関係をつくることはできません。逆に「自分だけが我慢をすればいい」というのも違います。
先ずは、自分の正直な気持ちに気づき、そう思っていることを自分が許し
相手の中にも違った価値観があることを認め、お互いの価値観を大切にする。それができれば、大半の対人関係のトラブルは消えてゆきます。
また、過去の失敗体験を引きずってしまうこともあります。
過去に起こってしまった事実は変えられません。
変えられるのは、その経験を「どうとらえるか」だけです。
失敗を教訓として活かした結果として、今が幸せならば「あの経験があったからこそ」といえます。「未来が変わる」といいますが、実は変えられるのは常に今この瞬間の行動です。
それが積み重なって、未来に変化が起こるのです。
つらい経験をした時に、
A、他の人にも、同じ辛さを経験させたい とするのか
B、他の人には、こんな思いをさせたくない とするのか
冷静に考えれば、どちらを選べばいいかは分かりますが、イライラしていると、Aのような発想になってしまいがちです。
「自分なりの成功法則」だけでなく「失敗した経験」をも役立ててもらうことをし続けることで、他の人からも血の通った叡智が届くようになる。
自分が出している情報の質と量が自分に戻ってくる情報の質と量に比例していることを感じます。
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