現状が地獄のような環境にある時に「そこから離れる決断」は、一つの大切な英断です。精神のバランスを崩してまでイイ人を演じる必要はありません。ただし、自分の精神的な成長のためのチャンスを逃してしまう可能性があります。
私も、色々な職場を移った経験がありますが、苦手な人がいてそこから逃避した気持ちが心の片隅にあってした転職をした後には、なぜかしら同じようなタイプの人と出くわす経験をしています。
それは、自分の中にある「モヤモヤ」がその人に写っていたからだと今は感じています。
「苦手な人が、好きな人になる」という劇的な事がないまでも「普通にいられる」ぐらいまでにコミュニケーションがとれるようになった後の転職では、「同じタイプの苦手な人」には出逢わないようになりました。
自分の中に「他人を責める気持ち」がある限り、相手の中にも「貴方を責める気持ち」が生まれます。それは、陰陽魚太極図の自分が白くなろうとすると相手の黒も濃くなるような感じです。
ある時、職場のひとつがとても息苦しい雰囲気でした。その時に考えたのが「天は、なんのためにこの私をこの情況に置いたのだろう」ということでした。
実際には、とっても苦労したし、状況が落ち着くのにほぼ一年間かかりました。私は、講師としていくつかの学校に行っていたので気分転換もできましたが、正教員の先生方はもっと大変だったと思います。
「厳しい指導」をする先生が必要な学年だったので、私は「ガス抜き担当」なのだなと思いそれに徹しました。真面目な先生からすれば、だらしなく映ったかもしれませんが緩い立場を貫きました。
「厳しさ」と「寛容さ」を一人で器用に使い分けられたらいいですが、なかなか状況によってはうまく切り替えられないのが現実です。
苦境の時こそ、自分と真逆の人と連携をとることが必要です。つまり、価値観がぶつかって逃げ出したいぐらいの場面の時こそ、人間的な成長を遂げられるチャンスだったりします。
価値観が真逆の人とは以心伝心ではことは進みません。きちんと伝えているつもりでもなかなか理解してもらえないので、イライラすることも多くあることでしょう。そこから逃げれば目の前の息苦しさからは解放されますが、現状は変わらないままです。
100%自分の価値観を分かってもらおうとするから苦しくなります。49%を理解してもらう代わりに相手の価値観も49%受け入れて尊重する。そして、理解した証として1%を自分の中に取り入れてみる。対極のお相手も1%取り入れてくれたら陰陽魚太極図が完成します。
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