今日は雑談です。
廃墟には不思議な魅力がありますよね!
人が住まなくなった建物や放棄された施設は、時にネット上で心霊スポットとして取り上げられたり、荒廃した危険な場所として語られたりします。
しかし、そんな廃墟に心を惹かれ、積極的に訪れる人々もいるようです。中には廃墟ツアーとして観光資源化している例も見られます。
鉄道廃線との共通点
私は鉄道趣味の立場から、廃墟巡りと廃線跡訪問には共通点があると感じています。
どちらも使われなくなった場所や設備を対象とする点で似ています。
鉄道の場合、廃線跡をレールバイクやハイキングコースとして再活用する例も多く、新たな観光資源として生まれ変わっているケースもあります。
現役の「廃墟」が持つ独特の魅力
最近、YouTubeで視聴しておもしろいと思ったのは、完全な廃墟ではなく、まだ営業を続けている「廃墟モール」です。
かつては賑わっていた商業施設が、周辺環境の変化により客足が遠のき、テナントが次々と撤退していく様子には独特の情緒があります。
これは鉄道で言えば、まだ廃線は免れているものの、利用者が激減した過疎路線に似ています。
しかし、鉄道の場合は「廃線の危機」という話題性がむしろファンを引き寄せ、特定の時期には多くの乗客で賑わうこともあります。
一方、廃業寸前の商業施設は、そのような「話題性による集客」も難しく、静かに時を刻んでいきます。
栄枯盛衰を目の当たりにする廃墟モール
驚くべきことに、都心の繁華街の近くでさえ、こうした「廃墟モール」は存在します。
有名チェーン店でも競合に敗れて閉鎖寸前になるケースもあれば、人通りの多い地域にもかかわらずシャッター街と化している商業施設も見られます。
これらの場所は、その地域の繁栄と衰退、人口の変遷を如実に物語っているともいえます。
このような「現役の廃墟」を訪ね歩くという新しい趣味は、単なる物珍しさだけでなく、時代の移り変わりや社会の変化を実感できる機会を提供してくれるのかもしれません。
そこには完全な廃墟とはまた違う、独特の「わびさび」が感じられるのです。