こんにちは、溝口駅長です。
今日は「来た時よりも美しく」という心構えについて、私自身の失敗談を通じてお話ししたいと思います。
気のゆるみが生んだ規範意識の欠如
昨日までの2日間、いつもお世話になっている公共施設で「鉄道模型で遊ぼう会」を開催していました。
会議室のテーブルいっぱいに線路を広げて、Nゲージと呼ばれるミニチュア電車を走らせるイベントです。今回も大勢の鉄道模型ファンや親子連れでにぎわいました。
イベントは無事終了したのですが、今朝、施設の方から電話がかかってきました。
用件は、「床が非常に汚れた状態で返却されていた」というご指摘でした。テーブルは元の位置に戻したものの、床の清掃ができていなかったのです。
慣れ親しんだ場所だったこともあり、気がゆるんでいました。
「これくらいで大丈夫だろう」という安易な考えが、基本的なルールの遵守をおろそかにしてしまった原因です。
これは完全に私たちの落ち度であり、深く反省しています。
イベント運営の課題
鉄道模型のイベントでは、様々な課題が発生します。
小さな部品の紛失や脱落
子供たちの忘れ物(ハンカチ、水筒など)
ペットボトルなどのゴミの処理
施設の清掃と原状回復
毎回アナウンスで注意を呼びかけていますが、完全な防止は難しく、同じような問題が繰り返し発生しています。
「来た時よりも美しく」の真意
小学生の頃、遠足などで「来た時よりも美しく」という言葉をよく耳にしました。
当時は子ども心に「なぜ、そこまでしなければいけないのか?」と疑問に思うこともありました。しかし、今ではその深い意味がわかります。
この言葉には、以下のような重要な教えが込められています。
他人への思いやり
共有スペースへの責任
次に使う人への配慮
コミュニティを健全に維持
清掃の持つ意味
清掃は単なる美化活動以上の意味を持ちます。
定期的な清掃や適切な管理が行われない場所は、徐々に荒廃し、最終的には治安の悪化や人々の離反につながることがあります。
その意味で、日々の清掃活動は健全な社会を守るために、重要な活動と言えるでしょう。
心がけるべきこと
これからのイベント運営では、以下の点に特に注意を払っていきたいと思います。
使用後のチェックリストの確認
参加者全員での清掃活動の実施
忘れ物・落とし物への細やかな対応
施設スタッフとの密な連絡
まとめ:小さな心がけの大切さ
「これは自分のゴミじゃない」と放置するのではなく、気づいた人が率先して拾う。
面倒だと感じても、日々の清掃を怠らない。
こうした小さな心がけの積み重ねが、より良い環境づくりにつながっていくのだと思います。
今回の出来事は、基本的なマナーの大切さを改めて考えさせられる良い機会となりました。皆さんも、日々の生活の中で「来た時よりも美しく」という精神を意識されているでしょうか。