前回の放送で、シューマンは一つの作品の中に対立させるものを置くことで、自分の理想の音楽を追い求めては中断してを繰り返し、求めていた音楽とは違う音楽とを対話させ、作曲していたのではないかという発想を少しお話ししました。クラシック音楽を聴くときも演奏するときも、作曲家のことを知り、その作曲家が生きた時代背景を学ぶことでより音楽を深く楽しむことができます。しかしそうした知識や教養をどのように演奏に活かすことができるのでしょうか。最近は千葉雅也の「勉強の哲学」という本と、昔大学の授業で扱ったドニ・ユイスマンの「美学」という本を読み直しています。そこからアイデアを得て、今日は少し視点を変えて、演奏するための教養とは何なのかをシューマンを題材にして考え直してみたいと思います。(鈴木)
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