【#51 腰痛から疾患へ - 転落ストーリーを断つ #腰痛リスク度3】
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「リハビリ整体の教科書:ウェルネスナビゲーション」
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①リスク度自己診断を実施しましょう(腰痛・膝痛・肩痛・不眠など)
②自分のリスク度に合わせたプログラムを実施しましょう
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「もう歩くのも怖い…」
かつては元気に散歩を楽しんでいた私。今は、足を引きずるように歩き、痺れと痛みに苦しんでいます。
最初は軽い腰痛から始まりました。徐々に、太もも裏に痺れが出始め、歩くたびに足のかかとに鋭い痛みが走ります。
医者に行っても、「年のせいです」「少し様子を見ましょう」としか言われません。しかし、私の体は確実に悪化し続けています。
この段階は、まさに「転落ストーリー」の危険な分岐点です。
ショートニングが進行し、体は徐々に変形していきます。筋肉は縮み、関節は狭くなり、神経は圧迫され始めています。
具体的なリスクは:
1. 神経の圧迫
2. 関節のずれ
3. 身長の縮小
4. 呼吸の浅さ
5. 自律神経の乱れ
このまま放置すれば、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった深刻な疾患へと進行する可能性が高いのです。
今、私に必要なのは、この「転落ストーリー」を断ち切る具体的な方法です。
私たちの体は、日々の生活習慣によって静かに、しかし確実に変化していきます。デスクワーク中心の現代生活は、まるで体を徐々に「縮める」かのように作用しています。
最初は些細な違和感から始まります。長時間座っていると感じる腰の張り、肩こり、わずかな痺れ。これらは最初の警告サインなのです。
しかし、多くの人はこれらの信号を無視します。鎮痛剤を飲み、少し休めば治ると思い込んでいるのです。ところが、実際にはこの時点で既に体は悪化のプロセスに入っているのです。
筋肉は徐々に緊張し、短縮し始めます。骨盤は前傾し、姿勢は悪化していきます。これにより、脊柱や神経に余計な負担がかかり始めるのです。
運動不足と相まって、体の柔軟性は失われていきます。インナーマッスルは弱まり、体のバランスが崩れていきます。まるで、ゆっくりと歪んでいく建物のように、体は徐々に本来の機能を失っていくのです。
さらに悪いことに、痛みを恐れるあまり運動を避けると、筋肉はさらに衰えます。これが、まさに悪循環の始まりなのです。痛みを恐れるがゆえに動かなくなり、動かないがゆえにさらに痛みが悪化する。この負のスパイラルから抜け出すのは、想像以上に困難なのです。
最終的に、この慢性的な状態は脊柱管狭窄症という深刻な疾患へと進行します。神経は圧迫され、痺れや痛みは日常生活を奪い、時には歩行さえ困難にしてしまうのです。
これは単なる加齢や偶然の結果ではありません。私たち自身の生活習慣が、ゆっくりと、しかし確実に体を破壊しているのです。
今こそ、この「転落ストーリー」を断ち切る時なのです。