こんばんは。
桜街(さくらまち)スピカといいます。
今回の朗読作品は[詩]「せめて美しく」のリマスターバージョンとなっております。この詩は「怨嗟」がテーマの作品です。この作品を手掛けた当初、やるせない気持ちになる出来事に多く遭遇し、その時に湧き出した気持ちに対して、自分もあまりよい気はしてなくて。そんな淀んだ気持ちも「せめて美しく」詩で表現できないかと考え作った作品となっております。
四国めたん調整担当:匿名希望からのコメント
「前回は投稿を遅らせてしまって申し訳ありませんでした。以後このようなことがないように時間に余裕をもって行動する力を身につけていきます。あと、今回からめたんに詩の「イメージ」について語って貰うので、その辺よろしくお願いします。」
vo.四国めたんのコメント
「この詩を手渡されて思ったのだけど、「退去した過去の死体」ってどういう意味なのかしらね?個人的に「憎しみ」という汚い感情すらも美しくってコンセプトは素敵に感じたのだけど……。それとたぶんだけど、この詩は憎しみを消し去ることを強く望んでるように感じたから「楽になりたいな」は意識して発音しましたわ。よければ、その調整がどうだったか教えてくれるとうれしいわ。」
[詩]「せめて美しく」(remaster)
一足速く
108
鈍く鳴り響く
除夜の鐘よ
どうか憎しみを
消し去って
鳴らせば、鳴らすほど
足枷は緩んでいく
6:30の
夜明け空
はじめてみた
散歩道
見知った街の
知らない姿
退去した
思い出の死体
ああ
夜が明けていく
あの空のように
やりようのない
怒りを消し去って
楽になりたいな
夕日のような思いが
煮えたぎるから
今日も夕焼けが
濃くなっていく
頭にきたんだ
理由なんかで
私は測れないから
なんて
込み上げた思いを
吐き出すなら
せめて美しく
空鏡に反射する
この気持ちよ
崩れ落ちろ
砂上の楼閣
みたいに
笑っていろ
まるで復讐
みたいに
私という存在を
せめて美しく
魅せるように
クレジット VOICEVOX:四国めたん
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