こんばんは。
桜街(さくらまち)スピカといいます。
今回の朗読作品は[詩]「ハイヒール」です。
この詩はシロクマ文芸部お遊び企画「赤い靴」参加作品として制作した作品です。
テーマは「劣等感と輝き」で、滲んだ劣等感が誰かに救われるような甘さを持つ詩に仕上げています。
それでは、どうぞお楽しみください。
四国めたん調整担当:匿名希望のコメント
「今回のポイントはやはりセリフ部分ですね。「この場に忘れて踊りましょう」のところは明確なセリフ部分だと思うので、そこに違った印象を持たせるにはどうすべきかというところに意識を割いています。」
vo.四国めたんのコメント
「この詩はなんだかハイヒールの方が艶っぽいイメージで、それに対して革靴の方の自信のなさが際立つのですけど、ハイヒールの振る舞いを見て革靴さんも変わっていくのがいいなって思いましたわ。イメージ的には、もうちょっと艶っぽく読んでもよかったかもなと私個人的には思っていますわ。」
[詩]「ハイヒール」
赤色に輝く
ハイヒール
社交場に出向く
黒の革靴
現実で
見ることはなくて
ゆめうつつ
そこにはきっと
美しい
所有者がいる
私とは
相容れないだろう
艶やかな足元が
目に映る
踏みつける
音すら
タップダンス
空想の中の
ワルツに
ひとつ
合図をして
美しい貴方は
何故か
私の手を
取っている
据え膳食わぬは
なんとやらだと
手を取った
そんな
革靴とハイヒール
この場に忘れて
踊りましょう
貴方の目を
覗けば
自信に
満ち溢れていて
気付けば
自信を持って
私も踊る
赤色に輝く
ハイヒール
薔薇のような
その色は
グロスのような
その色は
きっと
誰よりも
輝いていた
クレジット VOICEVOX:四国めたん
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