こんばんは。
桜街(さくらまち)スピカといいます。
今回の朗読作品は「焦土の意思。」(詩)です。
この詩は「過ちと意思」をテーマにして描かれた作品です。
stand.fmでは「焦土となった舞台」をイメージし、bgnはあえて入れずにお届けしております。
また、この詩の元ネタとなった曲であるポケモンXYbgmの「セキタイタウン」を流しながら聴いていただけると、よりお楽しみいただけるかもしれません。
何卒よろしくお願いします。
四国めたん調整担当:匿名希望のコメント
「今回この詩の朗読調整にあたって、めたんの扱いについてもう一度学びなおしてみています。その成果を随所に感じて貰いたいです。」
vo.四国めたんのコメント
「今回の作品は厨二病っぽさもあって、けっこう私好みなのですけど、個人的に過ちを犯した時の後悔と再起がしっかり描かれてるのがいいなぁと思いましたわ。「自滅戦用破壊兵器」って言葉も出てきたけど、アレって結局どういうことなのかしらね。よければあなたの感想も聞かせてほしいですわ。」
「焦土の意思。」(詩)
明るい部屋。
暗い部屋。
スイッチ一つで切り替わって。
きっかけ一つで暴かれて。
空間、存在、座標、位置……
今、ここに自分がいること。
思考は遥か彼方。
心の中。
自滅専用破壊兵器は
安らかに朽ち果てていく。
衝動はいずれは
鳴りを潜めて。
心も穏やかになって。
鮮やかに微笑んだ。
やがて、
喪失は「生きる糧」になる。
何処かで聞いた言葉を懐かしむ。
一見した更地の景色は
僕らを見つめて呟いた。
劣等感。
恨み、悲しみ、妬み……
積もった想いが
爆発して。
道連れにしたい炎で
誰かを焼こうとする。
----現実は、それでも無情だ。
相手の愚かさよりも
自分の愚かさを叩きつけられる。
そして、
何かが間違っていることに気付くんだ。
あの日を悔いても。
自滅専用の破壊兵器は
それでも、自らの意思だと気付く。
「変わりたい。」
その強い意思は
きっと新たな武器となる。
この世界に立ち向かうだけの
自分に宿る希望となる。
失ったものは、もう戻らないから。
償いは
進んできた道を無駄にしないこと。
例え、
許されざることをしたって。
死ぬまで愚かで
完成しない人間だけど。
面の皮厚く
きっと生きていく。
揺れ動き続ける
想い出と今を刻んで。
目の前の景色を
ただ、進んでいく。
クレジット VOICEVOX:四国めたん
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