タ方のニュースが流星群の日を広めててそれを聴きながら寝た
川村有史『ブンバップ』
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おびただしい星におびえる子もやがておぼえるだろう目の閉じ方を
佐藤弓生『世界が海におおわれるまで』
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船のなかでは手紙を書いて星に降りたら歩くしかないように歩いた
斉藤斎藤『人の道、死ぬと町』
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この星の破片をあなたは手に取つていま水切りの体勢に入る
飯田彩乃『リバーサイド』
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ふかぶかとこの世に落ちし一粒のどんぐりにあなたが屈みこむ
大平千賀「利き手に触れる」
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隕石堕つ 天の川銀河太陽系第三惑星のアパートの庭
川野里子『天窓紀行』
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新しくできた「座」なのにへびつかい これで喜ぶ人がいますか?
水野しず『抜け出しても抜け出しても変なパーティー』
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この星のいちばん大きな観覧車探す新婚旅行への朝
天野慶『つぎの物語がはじまるまで』
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星の色なんて考えたことないや 手 繋いだまま 泳ぐ 方法
篠原仮眠
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星たちに一度だけ来る爆発はどうでもいいと思う 遊んで
岡崎裕美子『発芽』
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終電を終電車という人といて車窓からでは星が見えない
堀静香『みじかい曲』
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牛乳を買うと寄り道できなくなる星の数よりすくない星座
山階基『夜を着こなせたなら』
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