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快食ボイス743・山陽本線はもう「幹線」ではないのかもしれない

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久しぶりに山陽本線で尾道に行った 今日は、尾道に行ってきたという話をしたい。 移動は往復とも山陽本線を使った。 僕は尾道に行くとき、昔から山陽本線を使うことが多い。 理由は単純で、新幹線を使うメリットがあまりないからだ。 たとえば新幹線だとこだま号になる上、降りるのは新尾道駅になる。 そこから市街地に出るには、さらにバスに乗らなければならない。 時間もそこまで短縮されないし、料金だけ高くなる。 それなら山陽本線がいい。 これが長年の僕のスタイルだった。 --- 移動時間は「読書時間」でもある 僕が山陽本線を好む理由はもうひとつある。 本が読めることだ。 車で行けば、ポッドキャストやVoicyなど、耳からの学びはできる。 しかし本は読めない。 当然だが運転しなければならないからだ。 バスもあるが、僕の場合、車酔いすることがある。 その点、山陽本線はいい。 揺られながら本を読み、時々窓の外を見る。 ウトウトすることもあるが、またページをめくる。 この時間がとても好きなのだ。 若い頃、青春18きっぷで日本中を旅していた。 当時はインターネットもない。 時刻表を見ながら乗り継ぎを考え、本を読み、外の景色を眺める。 そういう旅が好きだった。 だから今でも、尾道に行くときは山陽本線を選ぶことが多いのだ。 --- 久しぶりに乗ると様子が違った 今回、久しぶりに山陽本線で尾道へ行ってみて、少し驚いた。 理由は、不便になっていたからだ。 まず便数が少ない。 調べてみると、広島から尾道方面の列車は だいたい 1時間に1〜2本である。 「あれ、こんなに少なかったかな?」と感じた。 さらに途中の糸崎で乗り換えが必要になる。 行きは途中、点検で10分ほど遅れた。 その影響で、三原での新幹線接続はなし。 新幹線への接続待ちはしない、というアナウンスだった。 糸崎では接続してくれたので問題はなかったが、JRに乗ることが少ない僕でも最近はこういうことが多いと感じた。 --- 帰りはさらに時間がかかった 帰りはもっと象徴的だった。 とりあえず来た電車に乗ればいいか、と思っていたが、糸崎で乗り換えたあと40分近く待つことになった。 そこから広島までは直通だったが、結果的にかなり時間がかかった。 体感としては、 - 行き:1時間半ほど - 帰り:2時間以上 という感じだった。 昔は「1時間ちょっと」で着く感覚だったので、だいぶ長くなった印象がある。 --- なぜこうなったのか 帰宅して調べてみたところ、理由はいくつかあるようだ。 まず、便数は実際に減っている。 利用者減少の影響で、2021年ごろにダイヤの見直しが行われたらしい。 もうひとつ大きいのが、路線を途中で区切る運行方式になったことだ。 長い距離を一本の列車で走らせると、どこかで遅れが出たときにダイヤ全体が崩れる。 たとえば、 - 落石 - 車両点検 - 災害 こういうトラブルが一度でも起きると、長距離路線は影響が広がりやすい。 そこで、区間ごとに運行を分けるようになった。 その結果、乗り換えが増えたのだ。 --- 都市圏は増便、地方は減便 もうひとつ興味深いのは、都市圏では逆に便数が増えていることだ。 たとえば広島市内。 五日市駅から広島駅などの区間は、むしろ列車が多い。 理由は単純で、乗り降りする人が多いからだ。 つまりJRとしては、 - 人が多いところは増便 - 少ないところは減便 という合理的な判断をしている。 ただ、これは鉄道ではよくある負のスパイラルを生みやすい。 便数が減る ↓ 不便になる ↓ 人が使わなくなる ↓ さらに便数が減る こうして、最終的には廃線に向かう。 --- 山陽本線は「幹線」ではない? 僕が驚いたのは、山陽本線は日本の幹線ではなかったのか?ということだ。 実際は、すでに幹線として機能していない。 長距離輸送はほとんど新幹線に移っているからだ。 つまり在来線の山陽本線は、 - 地域輸送 - 通勤通学 が中心の路線になっている。 そう考えると、現在のダイヤ構成は自然な流れなのだろう。 --- 在来線は好きだが それでも、僕はやはり在来線が好きである。 電車に揺られながら本を読む。 ときどき窓の外を見る。 この時間は、車では得られない。 尾道に行くときも、できればこれからも山陽本線を使いたいと思っている。 ただし、次からは少し工夫が必要だろう。 行きも帰りもあらかじめ便を決めておく。 今日は帰りを決めずに乗った結果、糸崎で40分待つことになった。 来た電車に乗ればいい、という使い方は難しくなっているようだ。 --- 気づかないうちに変わっている 広島市内で生活していると、こういう変化にはなかなか気づかない。 しかし少し外に出てみると、交通は確実に変わっている。 鉄道も、いつの間にか姿を変えている。 そんなことを感じた一日だった。
13時間前
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