00:00
-00:00

ep.24〜筋肉の役割

1
【筋肉の役割】「鍛える」よりも「受け流す」?本当に使える身体の作り方 「筋肉をつけたい」「腹筋を割りたい」。トレーニングを始める時、多くの人がこう考えますよね。 私も中学生や高校生の頃は、「腹筋がバキバキに割れていれば、スポーツのパフォーマンスが上がるはずだ!」と信じて、一生懸命腹筋運動をしていました。 プロの選手がゴールを決めてシャツを脱いだ時の、あのかっこいい体に憧れたものです。しかし、実際に腹筋を鍛えてみても、自分自身のパフォーマンスが劇的に上がったという実感はあまり得られませんでした。 今回は、プロのトレーナーの視点から「筋肉を鍛えること」と「本当に動ける身体」の違いについてお話ししたいと思います。 1. 単一の筋肉だけを鍛える罠大前提として、筋肉をつけること自体はとても重要です。筋肉がつけば自信にも繋がりますし、将来転ばない体づくりにも役立ちます。 しかし、「上腕二頭筋(腕)」や「大胸筋(胸)」といった特定の単一の筋肉ばかりを鍛えると、身体の「動きの流れ」が失われてしまう危険性があるのです。例えば、重い荷物を持ち上げる時、私たちは腕の力だけで持ち上げているわけではありません。足首、膝、股関節、体幹、そして腕と、全身の筋肉が連動して初めてスムーズな動きが生まれます。 2. 身体は「引越し屋さんの流れ作業」 これを引越し屋さんのバケツリレー(流れ作業)に例えてみましょう。 Aさん(足首)→ Bさん(膝)→ Cさん(股関節)→ Dさん(腕)の順番で10kgの荷物を渡していくとします。 ここで、Cさん(股関節)だけがジムで猛烈に筋トレをして、一人だけ30kgの荷物を持てる「筋肉ムキムキ」になったとします。 Cさんは「俺はもっと持てるぜ!」と30kgの荷物を勢いよく次のDさん(腕)にパスします。 しかし、Dさんは10kgしか持てないため、その重さに耐えきれず怪我をしてしまいます。これと同じことが、私たちの身体の中で起きています。一部の大きな筋肉だけを過剰に鍛えると、その強すぎる力が他の小さな筋肉や関節に負担をかけ、結果として怪我に繋がってしまうのです。 3. 筋肉は「受け流すもの」だからこそ、私はクライアントに「筋肉は鍛えるものというより、力を受け流すものという観点に変えてください」とお伝えしています。 地面からの力(床反力)を、足首から膝、股関節、そして全身へとスムーズに「受け流す」ことができるか。この「動きのパターン(流れ)」を鍛えることこそが、本当の意味でのファンクショナル(機能的)なトレーニングなのです。正しい動きの流れが身につくと、特定の筋肉が過剰に使われなくなるため、一見すると「筋肉が落ちた(細くなった)」ように感じるかもしれません。しかし、実際には階段をスムーズに登れるようになり、身体が驚くほど軽く感じるはずです。結論:筋肉の「量」と「流れ」の両輪を回すもちろん、最終的には筋肉の量は多い方が良いですし、力も強い方が良いのは間違いありません。 しかし、特に年齢を重ねていくと、女性は膝や腰などの整形外科的な痛みから介護状態になるケースが多く見られます。「筋肉をつけること」ばかりにフォーカスして「力の分散(流れ)」ができなくなると、かえって怪我のリスクを高めてしまいます。「筋肉を鍛える」ことと「動きの流れを鍛える」こと。 この両輪をバランスよく見直すことが、一生涯、自分の足で自由に動ける身体を作るための最大の秘訣です。 ぜひ皆さんも、明日から「力を受け流す」感覚を意識してみてください。
3月13日
stand.fmの無料アプリでもっと便利に
Google Play Store
App Store
about stand.fm
放送が更新されたらプッシュでお知らせされるので最新の放送を聞き逃さない。
about stand.fm
バックグラウンド再生で他のアプリを使用しながら、放送やライブが聴ける。
about stand.fm
放送やライブ、コミュニティでコメントが送れて配信者とコミュニケーションができる。
about stand.fm
アプリだけでかんたんに音声を収録して投稿できて音声の編集もできる。
jasrac
JASRAC許諾番号
9024598002Y31016
9024598004Y31016
nextone
NexTone許諾番号
000006134
© 2026 stand.fm, Inc.