楽しい文化史第4回、白鳳文化②です
飛鳥も白鳳も天平も、というか古代の文化の特徴は、文化の輸入が基本ということ
だから、仏教中心文化だし、国際性に富んでいると言われます
ペガサスとかライオンとかエンタシスとか
飛鳥と白鳳以降との違いは遣唐使による直輸入が始まったこと
白鳳の仏像にはインド文化の影響が強いとされます
前回お話した法隆寺金堂壁画も、インドの石窟寺院の壁画と似ていました
飛鳥仏は全体に華奢です。手足細い、細身で高身長、ファッションモデル体型
肉が少なく直線的でした
対して白鳳仏は、肉厚で、腰がくびれたたりしてます
モデルというよりグラビア系です。女性じゃないけど
あと、身につけてる衣装や装身具が違う、というか増えてます。
飛鳥仏と比べてみてください
実は当時の唐がインドブームでした
三蔵法師こと玄奘が、インドへ行って帰ってきたからです
孫悟空たちを連れて行ったというのが「西遊記」で、もちろん後世の創作ですけど
遣唐使が、その流行を早速持って帰ってきたようです
道照という僧侶は唐に渡って帰国するのですが、
唐にいた時に、この玄奘に学んでいます
この道照の弟子が、奈良時代に活躍する行基です
最後に薬師寺のお話を
薬師寺、薬師如来は名前の通り病気平癒を願って建立したのですが、
これは天武天皇が皇后の、のちの持統女帝の病気が治すことを願って建立を命じました
このことは、薬師寺東塔の屋上にある相輪に銘文として刻まれれいます
でも、凝りすぎたのか、完成前に皇后は回復してしまいます
建設は続けたのですが、今度は天武が病気になり、完成前に亡くなってしまいます
本尊の薬師如来が完成するのはそれより10年も後のことです
寺が完成したのは次の文武朝です
この「天皇や皇后の回復を願う」ということが、個人的な願いにとどまらず、
国家的なプロジェクトになる。これが律令国家、鎮護国家なんですね。
次回からは天平文化です #日本史 #白鳳文化