1.親子相互作用療法(PCIT)
・DBDの子へ早期介入プログラムは極めて重要であり、効果的な子育てプログラムへの参加は家族に安堵をもたらし、DBDsの症状を軽減させることが可能
・PCITは破壊的行動障害を示す2.5歳から7歳までの幼児に対するエビデンスに基づく治療法。
・子どもが健康に成長するためには温かさと限界設定の両方が必要であるという発達理論に基づき
①子ども主導型相互作用(CDI)
②親主導型相互作用(PDI)
に反映されている
2.PCITの効果
・完了した家族では、子どもの行動問題に著しい改善が認められる。
・称賛や傾聴といった肯定的な養育行動の増加、親子間交流における子どもへの否定的言語・身体的行動の減少
・子どもは親の指示への従順性が高まり、行動障害や反抗挑戦性障害の問題行動が亜臨床レベルまで減少する。
・治療効果は対象児童の学校行動や未治療の兄弟姉妹の行動にも効果を及ぼす。
・親のストレス軽減。
・さらに治療終了後も改善が数年持続することが多い。
・総じて、数十年にわたる研究はPCIT が幼児の破壊的行動を減少させ、家族の苦痛を軽減する効果的な治療法であることを示している。
3.PCITの構造
・保護者にスキル訓練を提供する講義形式のセッションから始まる。
・その後の各セッションでは、保護者が子どもと遊び、関わる様子をセラピストが観察し、リアルタイムでフィードバックと指導を行う。
・保護者がスキルを習得し、子どもの行動を自力で管理できる自信を示し各段階で指導された特定の子育てスキルをアイバーグ児童行動目録で測定する
→ 子どもの行動問題が閾値以下になれば、家族はPCITの卒業基準を満たしたとみなされる。
【参考】
Amber Ufford 1, Tali Wigod 2,*, Joy Shen 2 , Alec Miller 2 and Lata McGinn(2022)A Qualitative Analysis of Attrition in Parent–Child Interaction Therapy,nt. J. Environ. Res. Public Health 2022, 19, 14341