1.PCITの思わぬ効果
・PCITを早期に終了(4セッション)した家族であっても子どもの行動に有意な改善が認められる可能性(2019年、Lienemanら)従来、PCITを修了前に離脱した家族は治療失敗と見なされてきたが、わずかな量のPCITでも機能の著しい改善と関連し得る
・一部の保護者は、CDI修了後に問題が解決したと報告しており、ECBIスコアの低下によって裏付けられ、PCITを継続する必要がなかった。
→ 脱落が必ずしも治療失敗を意味しない可能性。
・インターネットベースのPCITへの移行により、治療中断の理由として「移動の困難さ」 や「診療所でのPCITは『不自然』に感じる」といった点を挙げていた可能性のある他の家族を継続 させることができた可能性(インターネットベースのPCITへの移行後に32.5%から 32.3%へと減少)
→ ネットや対面など既存の戦略をいくつか活用することで PCITを強化・離脱率を低減できる
2.マイクロ・オリエンテーション
・治療全体を通じてクライアントに治療の方向性を示し続けることが有益である可能性
・PCITや認知行動療法の段取り
①治療の心理教育とオリエンテーション段階過程でクライアントに治療と介入の体を通じて心理教育が行われ、根拠が提示される。
②治療全治療課題への参加方法に関する明確な指示や介入の根拠が示される。
③クライアントに内容、その提案理由、実施方法について説明
PCITではこの点が欠如しており、特に破壊的行動障害を持つ子どもを管理するための新たな行動を実践する際に親が直面す感情的な課題を考えると、この要素を取り入れることが重要。
・DBTでは感情調節障害のあるクライアントと取り組むため、治療過程を通じて頻繁に用いる。
・PCITに取り組む保護者は、特にPDIセッション中に、子どもの激しい問題行動に対処するための新たなスキルを使用する過程で、自らも感情調節が困難になる場合があり、PDI セッション中、特にタイムアウト手順において繰り返しマイクロオリエンテーションを提供することは、保護者にPDI手順に従うよう指示されている理由を思い出させる助けとなる
【参考】
Amber Ufford 1,
Tali Wigod 2,*, Joy Shen 2 , Alec Miller 2 and Lata McGinn(2022)A Qualitative Analysis of Attrition in
Parent–Child Interaction Therapy,nt. J. Environ. Res.
Public Health 2022, 19, 14341
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