PCITに組み込みたい他の心理療法
1.DBTのマイクロオリエンテーション
・CBT、マインドフルネス、弁証法的哲学を組み合わせた第三世代介入法。
・介入はクライアントにとって無力感や困難として経験されやすいため、変化への焦点化はしばしば感情調節障害を引き起こし、治療課題への協働作業を妨げる可能性がある。それに配慮するため、セラピストは特定の治療課題がクライアントの目標達成に必要である理由を頻繁に説明し、
感情調節障害が生じている場合やその状況下でも、治療課題を遂行する具体的な方法をクライアントに指導する。
→ 例えば 、PDIセッションの開始時に、マイクロオリエンテーションとして「これはお子様に積み木を積み上げることを教えるのではなく、直接指示を出した際に従うことを教えるためのものです」などと簡潔に伝えることで、指示-タイムアウトの順序とその背景にある理屈を保護者に思い出させることができる。
・PDI手順の実行自体に感情が乱れる保護者は、「この手順は最初は困難に感じられるかも
しれませんが、どんな状況でも一貫性と予測可能性を保つことをお子様に教えることが重要です。 それは設定した境界内で安心感を得る助けになります」と再認識させられます。
2.コーチングとマイクロオリエンテーションの違い
・コーチング…PDI計画の実務的な指示やリマインダーを提供する
・マイクロ・オリエンティング…「なぜ」に焦点を当て、保護者がなぜこの手順を実践する必要があるのかを再確認させる。
・タイムアウト計画を継続的に実行することと、それが長期的な目標にどう結びつくかの理解を進める。
【シェリル・マクニールの草案『CDIコーチングコード化フォーム』】
・教育的レベルのコーチングに類似。
(1) 特定のスキルが将来の行動に及ぼし得る効果
(2) 子どもの行動に対するそのスキルの即時的な効果を指摘すること
・このレベルのコーチングはPCITで推奨されており、PDIへのマイクロ・オリエンテーションを正式に 組み込むことで、PDIの根拠や重要性を理解できていないと感じる保護者への支援に役立つ可能性がある。
【参考】
Amber Ufford 1,
Tali Wigod 2,*, Joy Shen 2 , Alec Miller 2 and Lata McGinn(2022)A Qualitative Analysis of Attrition in
Parent–Child Interaction Therapy,nt. J. Environ. Res.
Public Health 2022, 19, 14341
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