テレビ局のディレクターは、専門家を「書店の棚」で探しています。
156冊。これが、私が18年で商業出版プロデュースを手がけてきた実績です。
その156冊の現場で、繰り返し起きた現象があります。本が書店に並んだ瞬間、著者の電話が鳴り始める。かけてくるのはテレビ局のディレクター、新聞社の記者、業界誌の編集者です。
「専門家としてコメントをいただけませんか」
「番組に出演していただきたい」
プレスリリースを何百通送っても無視されていた中小企業経営者が、出版後30〜90日でメディアから探される側に回る。今日はこの構造の話をします。
なぜテレビ局は書店で専門家を探すのか。理由はシンプルです。「商業出版の本を出している人=その分野の専門家として第三者保証を受けた人」という認識が、業界に根付いているからです。
自費出版やKindle個人出版は、この検索網にほぼ引っかかりません。書店に並んでいないため棚で発見されず、出版社の広報経由のルートにも入らない。
ディレクターや記者が探しているのは「番組や記事に出して恥ずかしくない人物」です。それを最も簡単に証明するのが、商業出版社が出した1冊の本なのです。
156冊の現場で確認したのは、出版を境にポジションが逆転するという現象です。売り込む側から、探される側へ。
出版後30日で業界誌からの取材打診が入り始める。60日で1〜2媒体での掲載が連鎖を生む。90日でテレビ・新聞からの依頼。1度の露出が次の露出を呼ぶ複利構造です。
判断軸はシンプルです。今、書店の棚にあなたの本がありますか。
なければ、メディア側の検索網にあなたは存在していません。1冊が書店に並んだ瞬間、その日からリストに入ります。
18年前に私が出した1冊目の本は、いまだに営業ツールとして機能しています。今日決断すれば、そこから先の数十年が同じように変わります。
「自分の事業分野でメディアから探される構造をどう作るか」――15分でも話せば方向性は見えます。
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