「力を抜く」と聞くと、心地よいソファーでくつろいだり、自然の中で寝転がったりする姿を思い浮かべる人も多いと思います。
何もせず、リラックスできる環境に身を置く。
それも一つの休み方ではありますが、それだけを「力を抜くこと」と考えてよいのでしょうか。
今回は、力を抜くとは何もしないことなのかについて話しています。
力を抜ける環境を用意して、そのときだけ緊張を緩めても、日常に戻ればまた同じように力が入ってしまうことがあります。
もしかすると大切なのは、力を抜くための場所を探すことだけではなく、日常の中で無駄な力を入れずに行動できる在り方を育てることなのかもしれません。
人間関係の中で力が入ってしまうときも、その関係をすぐに変えようとするのではなく、「なぜ自分は力が入るのだろう」と観察する材料として見てみる。
そうすると、自分の反応や関係の持ち方を確かめるための手がかりが見えてくることがあります。
力を抜くことは、無防備になったり、何もしなくなったりすることではありません。
力が抜けることで、周りで起きていることを感じ取りやすくなり、その場に合わせて柔軟に動きやすくなるのではないかと僕は考えています。
皆さんにとって、力が抜けているとはどのような状態でしょうか。
僕自身も、日常や人間関係の中で力を抜いて関わるとはどういうことかを、合氣道哲学や身体を通した探究の中で、これからも丁寧に確かめていきたいと思っています。
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