哲学対話の場では、相手の話を遮らないことや、考えの違いを理由に否定しないことなど、安心して話すための約束を大切にしています。
基本的には、何を話しても大丈夫な場を、ルールによってつくろうとしています。
ただ、その場に日頃から自分を批判したり、否定したりする人がいたとしたら、約束があっても話しにくいと感じることがあるかもしれません。
場のルールによって安心して話せる条件を整えることはできても、一人ひとりの気持ちの中まで、ルールで変えることはできません。
では、日常の中で安心して話せる関係を育てるためには、何が必要なのでしょうか。
僕はこれまでの活動を通して、自分のことを理解しようとしてくれている、自分のことをちゃんと感じようとしてくれていると思える相手には、安心して話しやすくなるのではないかと感じています。
そのためには、まず自分自身が、相手を理解するとはどういうことなのか、相手を感じるとはどういうことなのかを、丁寧に考える必要があるのだと思います。
親子や学校、職場、施術や対人支援など、人と人とが関わるさまざまな場面に共通するテーマです。
皆さんは、どのような相手になら、安心して自分のことを話せますか。
安心して話せる関係について、僕自身も、哲学対話や人との関わりを通して、これからも丁寧に確かめていきたいと思っています。
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