僕がずっと大事にしている考え方のひとつに、**「言葉は言霊」**があります。今回はこの言霊を軸に、ひとつの実験の結果をお話しします。
以前の配信でお話しした「僕、『忙しい』を禁止ワードにします」宣言。あれから1ヶ月が経ちました。まずはその経過報告から。
結論から言うと——「忙しい」という"感覚"が、かなり軽くなりました。
面白いのは、実際の仕事量はたぶん変わっていないということ。予定表は相変わらずビッシリです。なのに、感じ方がまったく違う。さらに予想外だったのが、以前より冷静に全体を見渡す時間が取れるようになり、効率の悪い時間の使い方を減らせたことでした。たった1ヶ月、言葉ひとつやめただけで、です。
なぜこんなことが起きるのか。ここで多くの方が「またスピリチュアルな話か」と思われるかもしれませんが、僕はまったく逆だと考えています。言霊は、めちゃくちゃ実務的な話です。
今回はその正体を、RAS(脳幹網様体賦活系)=脳の門番、プライミング効果、セルフトークという3つの仕組みで解剖します。「赤い車を意識した日から、街中の赤い車が目につく」——あれと同じことが、忙しさに対して起きているんです。つまり忙しさとは、量ではなく"解釈"。そして解釈は、自分が使う言葉で決まります。万葉集に「言霊の幸わう国」とあるように、昔の人は理屈を説明できなくても、この力を経験から掴んでいたのだと思います。
そして言霊は、**自分だけでなく相手の中でも働きます。**あなたの「今ちょっと忙しくて」は相手の脳に残り、次に仕事を頼もうとした瞬間によみがえる。結果、声をかけずに別の人へ回してしまう。断られたわけではないので、あなたには何も伝わりません。何気なく置いていった一言が、相手の中で勝手に育って、半年後の判断を変えている——これこそ言霊です。
後半は完全に実践編。**では、どんな言霊に置き換えるのか。**明日からそのまま使える4つのコツをお届けします。
▼今回お届けする4つのコツ ① 「忙しい」を「日付」に言い換える(主観を客観に翻訳する) ② 断る時は「NO」ではなく「条件つきYES」で返す ③ 先に短い返事だけ出す。中身は後でいい ④ タスクを3つの箱に分けて、"やめるもの"を1つ決める
さらに、「言葉を変えただけで変わるわけないでしょう」という当然の疑問にもお答えしています。実は「忙しい」は、状況を把握しないまま出せる便利な逃げ道。それを塞ぐと、把握するしかなくなる。言霊とは、言葉が魔法のように現実を動かすことではなく、言葉を選ぶという行為が、自分の頭と行動を作り替えていくことなのだと思います。
言葉は、自分の脳に出す発注書。「忙しい」と発注し続ければ、脳は忙しさの証拠を集めて納品してきます。だったら、発注内容を変えればいい。
そして言葉は、私たちが一番よく渡している「ギフト」でもあります。無料で、いくらでも渡せて、相手の中に一番長く残るのですから。
▼今日からのアクション 1週間、「忙しい」を禁止ワードにしてみる。 僕は1ヶ月続けて感じ方が変わりました。1週間でも、たぶん何かは変わります。よかったら一緒にやりましょう。
経営者の方、WEB担当者の方、フリーランスの方、そして「最近ずっとバタバタしている」すべての方に聴いていただきたい回です。
【パーソナリティ紹介】 ヨシキ(赤西芳樹)48歳 WEB制作・システム開発・マーケティングを通して20年以上、クライアントのビジョン実現を支援。経営者やWEB担当者の皆様へ、ビジネスを成功に導く解決策やマインドセットを「ギフト」としてお届けしています。
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