2026年8月30日に開催された、「「中心があり、周縁がある、歌会 vol.1」」(石井僚一さん・上篠翔さん主催)
の詠草を、小平の自室から読み、歌会の現場を想像しました。
https://note.com/ryoichi_ishii/n/nbc4c8854e67a
●詠草
一 あやめてもあやめても靑い相貌を見つけてしまふ植物圖鑑に
(上篠翔)
二 写真機の黒目のなかでよみがえる懐かしい剥製師の思い出は
(瀬口真司)
三 みんなして小鳥のねじを巻いたのに赤マスに奪われてもいいの
(川村有史)
四 くわ(sek/いじうになつたらぼ(seka/くがくわいじうになつたらど(seekaaaiiiii)うしよう
(卒業)
五 会えることのうれしさきみに晒したい五臓六腑の大解剖図
(石井僚一)
六 目隠しの取り方はまず馬の眼を馬の毛ごしに馬のまつ毛を
(椛沢知世)
七 また別の誰かがやはりまた別のあなたを起こしにくる 棚の本
(篠原仮眠)
八 星々が夜の油井をよぎるとき油井は映すその童顔を
(服部真里子)
九 わが死後を屠るけもののくらき眼にたましひの羽根ひとすぢ翔ける
(吉田隼人)