今回は、入試まで100日を切った6年生に向けて、僕があえて伝えている「厳しい言葉」についてお話しします。
受験生は、志望校を自分で選びます。
説明会に行けば「ぜひ来てください」と言ってもらえることもあります。
だからこそ、いつの間にか「自分が学校を選ぶ側だ」と考えてしまうことがあります。
でも、入試本番で問われるのは、
「その学校に入りたいか」だけではありません。
自分はあくまでも「選ばれる側」である。
その意識を持ったうえで、今の勉強は本当に志望校に届くものになっているのか。
この時期だからこそ、一度考えてほしいと思っています。
また、夏休み以降は課題の量も増え、「勉強すること」そのものが目的になってしまう子も少なくありません。
友達やライバルに勝つ。
模試で良い点を取る。
たくさん宿題をこなす。
それらも大切ですが、最後に向き合うのは「自分が志望校に合格するために、今何をすべきなのか」という問いです。
受験を単なる競争として終わらせず、自分中心ではなく、他者との関係の中で物事を考えるきっかけにしてほしい。
そんな思いから、僕がこの時期に生徒たちへ伝えていることをお話ししました。
後半では、入試問題の紹介として、2026年度に高槻中学校で出題された高田薫さん『星の教室』を取り上げています。
夜間中学を舞台に、「学ぶとは何か」を考えさせられる文章です。
文字を読むこと、書くことができなかった人が、学ぶことによって手に入れたもの。
そして、「学びとは、誰にも奪われないものを自分の中に蓄えることなのではないか」という作品の印象的なテーマについてもお話ししています。
中学受験をしているご家庭はもちろん、「勉強する意味って何?」と考えているお子さんにも、ぜひ読んでほしい作品です。
【今回紹介した入試問題】
高槻中学校 '26髙田郁『星の教室』
※入試問題は高槻中学校のホームページから確認できます。
この番組「国語ラボラジオ」では、毎回15分ほどで中学入試や国語の学習についてお話ししています。
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