「日本は世界一の借金大国だ」「このままでは国が破綻する」「子どもや孫の世代にツケを回している」——このフレーズ、テレビや新聞で何度も聞かされてきましたよね。
今回は、この「借金大国」論の中身を、一次資料に基づいて徹底検証します。
日本政府の借金が経済規模に対して世界トップクラスに高い水準にあることは事実として認めます。
1990年代のバブル崩壊後の景気対策や急速な少子高齢化に伴う社会保障費の増加が積み重なってきた構造も解説します。
しかし、長期国債の約半分近くを日本銀行が保有し、海外投資家の保有比率は1割台にとどまるなど、「誰から借りているか」という視点を持つと、海外に首根っこを押さえられる借金とはまったく性質が違うことが見えてきます。
日本国債の金利が長年極めて低い水準で推移してきたこと、世界的な格付け機関が投資不適格からはほど遠い評価を続けていることも紹介します。
政府の金融資産を差し引いた「純債務」で見れば、印象はかなり変わることにも触れます。
年収の何倍もの住宅ローンを組んでいても資産があれば破産しないという家計の例えも交えて解説します。
「借金が多い」という事実と「この国が危ない」という結論のあいだには大きな距離があるのです。
そして今日いちばんお伝えしたいのは、借金大国と呼ばれる日本が、実は同時に世界有数の「貸してる国」でもあるという事実。
この話は番組の後半でじっくり掘り下げます。
次回は、国の予算は80兆円だけじゃないという話です。
家計に例えるなら、年収の何倍もの住宅ローンを組んでいても資産と返済能力があればすぐには破産しないのと同じ理屈です。
財政破綻論、日本国債、日本銀行の役割に関心のある方に、照子が一次資料に基づいて丁寧に解説する回です。
海外投資家に資金を急に引き揚げられて財政破綻するリスクが構造的に低いという点も、案外知られていない事実です。
実際、日本国債の格付けは投資不適格からはほど遠い水準を維持し続けており、政府債務の対GDP比だけを見れば世界最悪クラスとされる日本が、なぜこの評価を保てているのかという問いにも答えます。
分母や分子、グロスかネットか、名目か物価調整後かという切り口の違いが、印象をどれだけ変えるかにも触れる回です。
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