「アメリカのプログラマーは年収1000万円超え」「スイスの教師も年収1000万円超え」——それに比べて日本は安いと言われ続けてきましたが、その年収で本当に豊かに暮らせるのでしょうか。
今回は少し長めに、アメリカやスイスの物価、家賃、医療費、税金までを詳しく検証し、「額面の年収」と「実質的な豊かさ」がまったく別の話であることを、具体的な数字で解説します。
スイスの物価は日本の2倍から3倍、パン1斤が約600円、ビッグマック1つでも2.8倍、ジュネーブの1LDKの家賃は東京の2倍超という現実、そしてアメリカの国民皆保険のない医療費の高さ、通院や虫歯治療でも数万円の自己負担、連邦税・州税・社会保障税として給料の25%から35%が天引きされる実態など、旅行者目線では見えてこない「暮らす」視点をお届けします。
物価の違いを調整した購買力平価で見ると、日米の賃金差は縮まることにも触れます。
そして今回いちばんお伝えしたいのは、日本の労働生産性がこの30年で約4割近く伸びているのに、実質賃金がほとんど横ばいだという事実です。
「働いても報われない」という感覚は、あなたの能力の問題ではなく、生み出した成果が賃金にきちんと分配されていないという、この国の仕組みの問題なのです。
SNSで見かける「海外の年収はすごい」という投稿の多くが旅行者目線であることも指摘します。
働き方に疑問を感じているあなたに、照子がじっくりお届けする回です。
年収1000万円、海外の物価、アメリカの物価、スイスの給料というテーマに関心のある方に向けて、旅行者目線ではなく生活者目線でじっくり比較する回です。
次回の生産性の話ともつながる内容です。
「税や社会保険料を引いたあと実際に手元にいくら残るか」という物差しを持つだけで、同じニュースの見え方が大きく変わってきます。
在米経験者の指摘や、ニューヨークでの4人家族の生活費の具体例など、実際に海外で暮らす視点からの情報も交えながら、SNSで拡散されやすい「海外はすごい」論の一面性を丁寧に検証していきます。
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