「世界幸福度ランキングで日本は55位、147カ国・地域中、G7最下位」。
このニュースにがっかりした方も多いはずです。
でも、この順位の作られ方を知ると、単純に「日本人は不幸だ」とは言えないことが分かります。
今回は、この調査が「最悪の生活を0、最高の生活を10としたときあなたは今どの段階にいますか」という主観的な自己評価1問だけで測られていること、経済状況・社会的支援・健康寿命・自由度・寛容さ・汚職の認知度という6要素で分析されていること、そして日本人を含む東アジアには極端に高い評価をつけることを避け控えめに回答する文化的な傾向があるという指摘を紹介します。
さらに分野別に見ると、日本の健康寿命は147カ国・地域中3位という高評価。順位を押し下げているのは、社会的支援や人生選択の自由度、寛容さといった項目で、「頼れる人がいない」と回答する若年成人がこの20年で大きく増加したという分析もあります。
これは裏を返せば、GDPのように簡単には変えられないものではなく、人とのつながり方や生き方の選択肢を広げることで伸ばしていける分野だということでもあります。
「55位」という数字だけを切り取る報道の裏で、健康寿命世界3位という事実がほとんど語られない現実にも触れます。
孤独や生きづらさを感じてきたあなたに、数字の裏側にある希望をお届けする回です。
次回は格差と少子化という2つのテーマを一気に検証します。
幸福度ランキング、世界幸福度報告、健康寿命というキーワードで検索してこの番組にたどり着いた方にも、日本人の幸福の測り方を丁寧に解説する内容になっています。
健康や経済という土台がすでに世界トップクラスにあるからこそ、人とのつながりという部分に手を入れれば、日本の幸福度にはまだ伸びしろがあります。
「将来をどれだけ楽観視できるか」という別の切り口の国際調査では、日本人が社会の安定性や治安、医療制度への信頼という土台の部分で高い評価をつけているという分析も紹介し、幸福度という指標の多面性を掘り下げます。
健康と経済という土台がすでに整っている日本にとって、人とのつながりという課題への取り組みは、決して手の届かない目標ではないというメッセージをお届けします。
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