屋外イベントの開催はお天気が悩ましい

全力で遊ぶ大人のコミュニティ「溝口駅長イベント倶楽部」です。今日は、屋外イベントの開催はお天気が悩ましい、というお話です。最近参加したイベントの経験を交えて、屋外イベントならではの課題と対応について考えてみました。 ▼ジャパンコーヒーフェスティバルに参加して先日、私が主宰する乗りテツ旅行会で、南海高野線沿線で開催された「ジャパンコーヒーフェスティバル」に参加してきました。このイベントは、高野線の橋本駅から高野山駅までの区間の各駅に出店したコーヒースタンドをめぐり、各店の個性的なコーヒーを楽しむというもの。今回の開催テーマは「現代の参詣道でペルー産のコーヒーと出会う」。素敵なコンセプトですね！例年、春と秋の年2回開催されているこのイベント。私は以前から興味があったのですが、今回はじめて参加することができました。10名のコーヒー好き・鉄道好きメンバーと共に参加してきました。 ▼大雨の予報に惑わされるしかし、イベント前日から雨の予報が出ており、特に午後から激しい雨になるとのことで、かなり心配しました。山の中腹にある駅から少し離れた会場まで歩くコースもあったため、雨天時の対応を考えなければなりませんでした。幸いにも、自称「晴れ男」の私の力が発揮されたのか（笑）、予報ほどの雨には見舞われず、傘もほとんどささずに済んで良かったです。 ▼コーヒーと秘境駅を巡る楽しさ今回のイベントでは、九度山駅、高野下駅、下古沢駅、極楽橋駅、高野山駅で降り、3つのお店のコーヒーを楽しみました。同じペルー産のコーヒーでも、お店ごとにフレーバーが異なり、こんなにも違うものかと驚かされました。このイベントの魅力はコーヒーだけではありません。高野線のこの区間は急勾配の山中を通り、いわゆる「秘境駅」が多く存在します。ほとんど利用客がいない、駅周辺に何もないような駅で降りる経験は、参加者にとって特別なものでした。「こんなところで降りたことがない」、「この機会がなければ絶対に降りない駅だ」という声が多く聞かれ、鉄道ファンにとっても貴重な体験となりました。 ▼予期せぬ危険との遭遇しかし、雨の影響で予想外の危険に遭遇することもありました。下古沢駅からコーヒー会場までの道のりは、急な坂道を下る必要がありました。雨で滑りやすくなった路面に加え、ふだん人通りが少ないためか歩道に苔が生えており、非常に滑りやすい状態でした。私は先頭を歩きながら、後ろについてくる参加者に注意を促しました。幸い、誰も転倒することはありませんでしたが、ヒヤリとする場面が何度かありました。足腰の弱い参加者の中には、危険を察知して最初から参加を見送った方もいましたが、結果的にそれは賢明な判断でした。この経験から、「たぶん大丈夫だろう」という安易な判断はしてはいけないと自戒しました。参加者の安全を第一に考えることの重要性を改めて認識しました。 ▼季節外れの暑さにやられる雨だけでなく、予想外の暑さに見舞われることもありました。九度山駅周辺を散策した際は、雨が降る前の蒸し暑さで汗だくになってしまいました。秋の山での行事だったため寒さ対策を考えていましたが、逆に暑さ対策が必要になるなんて。参加者には服装や靴、雨具などについて、いろんなケースを想定して案内しないといけないと感じました。 ▼イベント運営者の苦労私も小規模とはいえイベントを主催しているため、ジャパンコーヒーフェスティバルの運営をどうされているのか、興味を持って見ていました。しっかり製本したパンフレットを用意し、多くのスタッフを配置していました。屋外イベントに備えてテントを張り、ベンチを設置するなど、細やかな準備が見られました。しかし、雨が降り出すとベンチを屋内に移動させたり、悪天候時の対応に追われる様子が見受けられました。さらに、雷や豪雨の可能性を考えると、屋内への避難誘導や、最悪の場合はイベントの中止や途中打ち切りの判断も必要になります。運営側の方々は、常に天候を気にしながら胃が痛くなるような思いをされていたのではないでしょうか。 ▼乗りテツ旅行会での経験と対策私が主催する乗りテツ旅行会では、今までのところ、天候による大きな混乱は経験していません。しかし、鉄道旅行ならではのリスクとして、突然の列車遅延や運休などが起こる可能性は常にあります。そのような事態が発生した場合、どのようにリカバリーするか、参加者の皆さんをどう安全に目的地まで送り届けるかなど、主催者として最も神経を使う部分です。事前に代替ルートを用意したり、最新の運行情報を常にチェックしたりするなど、細心の注意を払っています。イベントの大小にかかわらず、安全の確保が最重要です。イベント主催者として、常に気を付けなければならないと再認識しました。 ▼溝口駅長イベント俱楽部　入会のご案内 https://tetsudo-tour.com/lp/eventclub-entry/

10月21日

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