人材を作り出してきた介護
日本の介護業界は、制度の整備と共に多様な人材を育成してきました。
かつては主婦層が家庭との両立をしながらヘルパー2級を取得し、訪問介護の現場で活躍する姿が多く見られました。そこから介護福祉士などの国家資格へのキャリアアップ制度も整備され、経験と実務を重ねて専門性を高める流れが生まれました。
また、深刻な人手不足に対応するため、2000年代後半からはEPA(経済連携協定)による外国人受け入れが始まり、現在では技能実習生、特定技能など、外国人介護士が重要な担い手となっています。彼らもまた、日本の介護制度の中で学び、成長しています。
介護は単なる労働力の確保ではなく、「人を育てる産業」としての側面を強く持っています。多様な背景を持つ人々が、働きながら学び、国家資格を得て専門職としての誇りを持つ。そんな人材育成の仕組みこそが、超高齢社会における介護の底力なのです。これはこれからアジア諸国で始まりました。