マレーシアは65歳以上の高齢化率8.1%、60歳以上は11%、2030年には15.3%
平均寿命77歳、健康寿命64歳
中国は65歳以上の高齢化率21.1%、60歳以上は15.4%
平均寿命77.5歳、健康寿命68.7歳
どちらもお縁が深まっている二国ですが、特にマレーシアでは、介護制度そのものよりも、「課題構造」に目を向けることが重要
多くの人が60代から糖尿病や高血圧など生活習慣病を抱え、要介護状態に入るのが早いため、日本のような高齢期集中型の支援では間に合いません。
つまり、マレーシアで必要なのは、予防と生活習慣の改善から始まる“前倒しの介護戦略です。
日本が培った尊厳介護や認知症支援の知恵を、マレーシアの文化や宗教、制度の発展段階にあわせて調整し、「家族を支える仕組み」「地域で支える体制」として共創することが求められます。
中国は「高齢者を支える“量”の不足」と「尊厳を支える“質”の課題」が同時に進行する社会構造問題です。制度の輸入ではなく、課題の翻訳。
それが、これからのアジアの高齢社会づくりの鍵になります。
#マレーシア #社会課題 #糖尿病 #中国