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#104 『言語化するための小説思考』

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今回の本は『言語化するための小説思考』。 著者:小川 哲 http://kodansha.co.jp/book/products/0000418874 小説家・小川哲さんが、小説を書く時に何を考え、どんな風に書いているのかを言語化した一冊。 「そもそも小説って何なんだっけ」という問いから始まり、小説家の思考プロセスを解き明かしています。ライターである二人にとっても参考になる考え方が満載でした。 【話すこと】 ・小川哲さんの思考。登場人物に共感したことがない、情景を思い浮かべない ・人によって全然違う小説の読み方。文字を文字として処理するか、映像として想像するか ・たかしおは完全に映像化タイプ。登場人物に感情移入して頭の中で映画を再生 ・えなりは紙芝居タイプ。基本は言語処理、印象的な場面だけ静止画でイメージ ・小説家に必要な想像力とは?物語を考える力ではなく、読者に伝わるように書く想像力 ・小説は読者とのコミュニケーション──赤の他人が何を知っていて、どう書けば分かるのかを想像する ・抽象化と個別化の技術。自分の体験を一段抽象化して、別のケースに個別化して物語に使う ・「これめっちゃ自分のことだ」と思える小説は、抽象化と個別化に成功している証拠かも ・本の値段の決まり方が不思議。内容に関わらず、コスト(紙代など)で値段が決まる? ・専門書が5000円でも、学者の研究内容を考えたら安すぎる。著者のクリエイティブな部分はゼロ円評価ってこと? ・デジタルなら投げ銭で価値に応じた支払いができるよね。紙の本にもQRコードとかで投げ銭システムがあってもいいのに ・印税だけでは厳しい構造。(出版に限らず)名誉や憧れがある仕事は報酬が安くなりがちだよね ・クリエイティブな仕事は中途半端が一番良くないのかも。売れるために書くか、とにかく趣味として自由に書くか 一言 小説家の思考法はライターにも使える。抽象化と個別化で、自分の体験を誰かの共感に変える #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #講談社
11月8日
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