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#105 『たとえば「自由」はリバティか』

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今回の本は『たとえば「自由」はリバティか』。 著者:渡辺 浩 https://www.iwanami.co.jp/book/b10146261.html 「西洋の基礎概念とその翻訳語をめぐる六つの講義」 自由、社会、自然、正義、権利、公共といった言葉が明治維新で日本に輸入された際、どのように翻訳され、どんなねじれが生まれたのか。政治思想史の専門家が、西洋思想と日本語の間に生じた誤解を解き明かす。 【話すこと】 ・えなりは子供の頃からヨーロッパに憧れて西洋思想を学んできた。本を読んで、自分の理解が正しかったと確認できた気がする ・憧れのきっかけは「赤西仁」。いつの間にか「ヨーロッパ人っぽくなりたい」に変わっていた ・「目が不自由」「お金に不自由しない」という日本語の使い方。西洋では「アンフリーダム」とは言わない ・日本語の「自由」は思い通りになるという意味っぽい。西洋の「自由(リバティ)」は奴隷じゃない、解放や独立というニュアンス ・自由はもともと日本語にあった言葉。「自由(リバティ)」を輸入する時に既存の言葉を使ったから意味が混ざった ・キリスト教のフレームワークを理解しないと西洋思想は理解できないと思った ・自然(nature)も神によって作られた被造物。自然法は神が定めた法則という意味 ・権利も神が全員に同じものを与えているという概念。どこにもキリスト教の神が出てくる ・日本も、多くの人が仏教的作法を身につけているように、国ごとにフレームワークとなる宗教があるのかも ・新しい言葉を作っても漢字の意味に影響される。「社会と世間」は混同されていることがわかるいい例 ・漢字は表意文字だから字面から来る印象が強い。アルファベットやひらがなは表音文字 ・カタカナやひらがなの方がいいのでは?でも「じゆう」と書かれても違和感があるよね ・結局は教育。正しい意味を教えるしかない。特に歴史を知ることが大事じゃないか ・科学はキリスト教的。その話から急に思い出したアニメ「チ。」 ・天動説と地動説。結果を知った現代人は天動説を間違いと見るが、順番が逆だと捉え方が全然違う ・前提知識が違うだけで話が通じなくなる。時系列で理解することの重要性 ・結果だけ知ればいいではダメ。AIに使われて終わる人生はリバティじゃない 一言 翻訳のねじれが生んだ誤解。歴史と前提を知らなければ、本質は理解できない #よもやま話 #本 #おすすめの本 #気づき #学び #ライター #podcast #岩波書店
11月15日
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