Mowiは垂直統合を強みに世界一の座にあるが、SalMarやCookeといった競合は、他魚種への多角化や新技術投資で猛追している。本稿は、Mowiが更なる成長を遂げるために必要な「不足ピース」を分析し、具体的な買収候補を提示する。
地理的・魚種的な偏りを解消するため、チリのNova Australやエビ加工のDevi Seafoodsなど、PEファンド傘下の有力企業を紹介する。また、将来の技術革新に備え、細胞培養サーモンのWildtypeやAI管理のAquabyteといったスタートアップへの投資意義も解説する。一方で、飼料部門などのノンコア事業については、Skrettingとの提携や売却の可能性を示唆している。攻めの買収と守りの事業整理を組み合わせ、2030年に向けた企業価値最大化のシナリオを描き出す。