Note記事TOP: https://note.com/samurai_business
見えない「焚き火」の話
こんばんは、無人工経営アーキテクトのYOSHIです。 「見えないコストを可視化し、組織の甘えを断つ」。今夜も始めていきましょう。
突然ですが、想像してください。 あなたの会社の会議室の真ん中で、1万円札が燃やされています。 1枚、また1枚と、火にくべられている。 あなたはそれを黙って見ていられますか? 「おい!何やってるんだ!」と、水をかけて消しますよね。
でも、実は日本の多くの企業で、これと同じことが毎日行われているんです。 それが、「会議の延長」です。
今日は、あなたの会社から「ダラダラ会議」を一撃で消滅させる、「タクシーメーター」の話をします。
本題①:時間は「タダ」ではない
多くの社員、いや、経営者でさえも、どこかで「時間はタダだ」と思っているフシがあります。 電気代や交際費には1円単位でうるさいのに、会議が30分伸びることには、なぜか寛容なんですね。
でも、計算してみてください。 部長クラス、時給5,000円の人間が5人集まったら、その会議のチャージ料は1時間2万5千円です。 もし2時間やれば5万円。 これが毎週行われていたら? 年間で数百万が、その会議室で消えていることになります。
「議論が白熱しているから」 「いいアイデアが出そうだから」 そんな理由で延長を許可するのは、タクシーに乗っていて「景色が綺麗だからメーターを止めずに走り続けてくれ」と言っているのと同じです。 狂気の沙汰ですよね。
でも、なぜ止まらないのか。 理由はシンプル。「メーターが見えないから」です。 痛くないから、平気で延長するんです。
本題②:ロボットに「嫌われ役」をさせる
じゃあ、誰かが「時間です」と言わなきゃいけない。 でも、これってすごくストレスがかかる仕事ですよね。 社長が熱弁している時に、若手社員が「社長、時間なんで切ります」とは言えない。 ファシリテーターも、「話の腰を折るな」と怒られるのが嫌で、ズルズルと延長してしまう。
ここで、「ZERO-Work(無人工経営)」の出番です。 人間が言いにくいことは、人間が言ってはいけません。 ロボットに言わせましょう。
私が開発し、Noteでコードを公開している「Time is Money Bot」。 これは、GoogleカレンダーとSlackを連携させたシステムです。
仕組みは極めて単純かつ、凶悪です。 まず、Botがカレンダーを監視します。 そして、予定終了時刻を1分でも過ぎると、Slackの会議チャンネルに通知を飛ばします。
「【警告】会議が終了予定を過ぎています。現在、推定3,000円の人件費が追加で発生中。直ちに解散するか、利益を生む結論を出してください」
この通知が、スマホやPC画面に「ポン」と出る。 その瞬間、会議室の空気は一変します。 「うわ、怒られた」「金の話が出た」と。
結論:コスト意識は「説教」では育たない
このBotの優れた点は、誰も悪者にならないことです。 「〇〇さんが話を遮った」のではなく、「システムがアラートを出した」という事実だけが残る。 だから、「じゃあ、Botもうるさいし、まとめようか」と、スムーズに終わることができるんです。
コスト意識を持て、と口で言うのは簡単です。 でも、人間の意識なんて、そう簡単には変わりません。 変えるべきは「環境」です。 会議室に、見えないタクシーメーターを設置して、物理的に「延長したら痛い」という状況を作る。 これが、経営者の仕事です。
コードはコピペで動きます
今日ご紹介した「Time is Money Bot」。 「プログラミングなんてできないよ」という方のために、コピペだけで実装できるコードを、今日のNoteに置いておきました。
SlackのURLを取得して、コードを貼り付けるだけ。5分で終わります。 たったそれだけで、明日からの会議が「劇的」に締まるようになります。 無駄な会議で燃やしているそのお金、もっと別のことに使いませんか?
ぜひ、概要欄のリンクからNoteをチェックして、あなたの会社にもメーターを設置してみてください。 システムは、裏切りません。
それでは、また。YOSHIでした。