【あなたの会社は「赤信号」で止まっている】
こんばんは、YOSHIです。 いきなりですが、あなたの会社の「信号機」、どういう設定になっていますか?
「え? 信号機なんてないよ」と思いましたか? いえいえ、あるんです。見えない信号機が。
多くの会社では、この信号機がデフォルトで「赤」に設定されています。 つまり、「止まれ。社長が『青(許可)』と言った時だけ進め」。 これが、あなたの会社のOS(基本ソフト)になっていませんか?
社長であるあなたが「よし、やっていいぞ」と言うまで、部下は怖くて動けない。 あるいは、勝手に動くと「なんで相談しなかったんだ」と怒られる。 だから、社員たちは事故を起こさないために、一番安全な「待ち」の姿勢をとります。
これが「指示待ち人間」の正体です。 彼らに自主性がないのではありません。 組織の構造が、彼らを「信号待ちの車列」にしてしまっているんです。
今日は、この信号機の設定を根底から覆す、「沈黙承認(Passive Approval)」というシステムの話をします。 これを聞けば、あなたが寝ている間にも、会社が勝手に前に進むようになりますよ。
【本題①:許可制から「宣言制」へ】
ZERO-Work(無人工経営)では、信号機の設定を逆転させます。 今日から、あなたの会社のデフォルトを「青信号」に変えてください。
「進め。社長が『赤(止まれ)』と言わない限り、すべて実行せよ」。
これを「宣言制(Declaration)」と呼びます。 これまでは「A社に訪問してもいいですか?」という「許可」を求めていましたよね。 これを禁止します。 これからは「明日、A社に訪問してきます」という「宣言」だけをさせるんです。
この違い、わかりますか? 許可制では、ボールは常に「上司」にあります。あなたが返信しないと、世界が止まる。 でも宣言制では、ボールは常に「部下」にあります。彼らは走りながら報告し、あなたが止めない限り、止まらないんです。
でも、こう言うと経営者の皆さんは不安になります。 「いやいやYOSHIさん、そんなことしたら社員が暴走して、取り返しのつかないミスをするじゃないか」と。
おっしゃる通りです。口で言うだけじゃ危険です。 だからこそ、ここに「テクノロジー」を噛ませるんです。
【本題②:怠慢をスピードに変える「沈黙承認Bot」】
僕がクライアントに導入している「沈黙承認Bot」というツールがあります。 GoogleフォームとSlackを使った、とてもシンプルな仕組みです。
部下が「これやります」とフォームに入力する。 すると、Slackに通知が飛びます。 「社長、これやりますよ。文句ありますか? 期限は24時間です」と。
ここからが魔法です。 社長であるあなたが、忙しくてその通知を見ていなかったり、あるいは「まあ、いいか」と思って既読スルーしたりして、24時間が経過するとどうなるか。
従来のシステムなら「承認待ち」で永遠に止まりますよね? このBotは違います。 24時間経つと、システムが勝手に「承認済み」のハンコを押すんです。
そして部下に、「社長から異議申し立てがなかったので、GOです! 直ちに着手してください!」と通知を送ります。 つまり、社長の「既読スルー」や「怠慢」が、組織の「スピード」に変換されるんです。
これまでは、あなたがボトルネックでした。 でもこれからは、あなたが止めに入らない限り、川の水のように業務が流れ続けます。
【本題③:リスク管理と心理的安全性】
「でも、本当に危ない案件はどうするの?」 そこだけ、あなたが必死になればいいんです(笑)。
Slackに流れてくる通知を見て、「おっと、これは300万円の投資だぞ、さすがに精査が必要だ」と思ったら、その時だけ「ちょっと待った(Stop)」ボタンを押す。 逆に言えば、3万円の備品購入とか、定例の営業メールとか、どうでもいい案件は安心してスルーできる。
こうすることで、社長の脳内メモリは「本当に重要な意思決定」だけに集中できるようになります。
そして部下にとっても、これは救いなんです。 「社長が止めてこないってことは、信頼されてるんだ」と感じられますし、何より「社長の返信待ち」で仕事が止まるイライラから解放されます。
失敗も増えるかもしれません。 でも、「30万円までの損害なら事後報告でいい」と決めておけば、それは「教育コスト」であり「R&D費用」です。 その失敗を経て、彼らは初めて「自分でハンドルを握る感覚」を覚えるんです。
【エンディング:コードは差し上げます】
「そんなシステム、開発するのに何百万円かかるの?」 いえ、無料で作れます。Googleのアカウントさえあれば。
今日のNote記事に、この「沈黙承認Bot」のプログラムコードを全部載せておきました。 エンジニアがいなくても、コピペするだけで5分で実装できます。
社員の暴走を許す覚悟のある経営者の方だけ、使ってみてください。 最初は怖いですよ。自分の手から離れていく感覚がありますから。
でも、その恐怖を乗り越えて、ニヤリと笑って見守れるようになった時。 あなたは「現場監督」を卒業して、本当の「経営者」になれるはずです。
概要欄からNoteに飛んで、コードを盗んでいってください。 それでは、また明日。 あなたの既読スルーが、組織を加速させますように。
Note
https://note.com/samurai_business/n/n6a5b47b9d43c