00:00
-00:00

【オリジナル曲】風だけは知っていた|言えなかったことを抱えて走る

1
言えないことがあった。 心配をかけたくなくて、 「なんでもない」と笑っていた。 なくなった靴。 職員室で借りた、少し大きな茶色いスリッパ。 半乾きの服。 誰にも言わずに帰った道。 でも、走ることは好きだった。 風の中では、前だけを見ていればよかった。 道の向こうから名前を呼んで、応援してくれる人たちもいた。 あの頃には言えなかった一言も、 今なら、きっと堂々と言える。 「靴がなくなりました」 そして今なら、 好きな靴を自分で選ぶこともできる。 過去を消すのではなく、 あの頃の自分も連れて、この先へ。 そんな景色を一曲にしました。 『風だけは知っていた』 今度は、どこまで行こうか。 ※心理職としての守秘義務と職業倫理を大切にしています。作品は特定の相談者・患者さんの体験や相談内容を題材にしたものではありません。歌詞の背景や着想については、作品としての余白を残すため、あえて説明していません。 この曲に込めた景色や、「なぜ言えなかったのか」「それでも走ることが好きだった」という少年の心について、noteにもう少し書きました。 曲を聴いたあとに、よかったら読んでみてください。 📝 note 『言えなかった「靴がなくなりました」|オリジナル曲「風だけは知っていた」』 https://note.com/kanousei/n/n2fa4f43892c7 【風だけは知っていた】 [Verse 1] まだ乾かないシャツを着て 冷たい靴下 足を入れた 昨日の夜に手で洗って 朝になったら それで行く 玄関出たら 走り出す 鞄が背中で 跳ねていた 角を曲がって 坂を越えて 息が切れるほど 気持ちいい 人前に出るのは 苦手なくせに なぜかみんなが 笑ってた 何がおかしいか わからなくて 僕もつられて 笑ってた [Pre-Chorus] 家のことなら 誰にも言わない 聞かれなければ いつも通り 平気だった わけじゃない 平気な顔が うまかった [Chorus] 走れ 走れ 朝の風を抜けて 言えないことは 置いたままでいい 胸いっぱいに 冷たい風を入れて 昨日より少し 遠くまで 大会の日には 道の向こうから 僕の名前を 呼ぶ声がする 手を振る余裕も なかったから 少しだけ速く 走ってみせた 走れ 走れ 勝ちたかったのかな それより 走るのが 好きだった [Verse 2] 走っているときは 前だけ見てれば よかった 気づけばいつも ゴールが近くに 見えていた 名前を呼ばれると ちょっと恥ずかしくて 褒められるより もう一度 走りたかった 教室へ行く前 下駄箱を見る 今朝も うわばきが 見つからない 昨日 ここに 置いたのにな [Pre-Chorus 2] 先生には また注意されて 違うんですって 言えなかった 職員室まで 歩いていって 茶色いスリッパを 借りに行く お客さん用の 大きなスリッパ 歩くたびに ぱた ぱた 鳴る どうしたのって 聞かれても なんでもないよって 笑ってた [Chorus 2] 走れ 走れ 校庭の向こうまで 放課後になれば また僕の足になる 頑張れって 声がすると なぜかもっと 速くなれた 何も言えなかった 僕なのに 走る僕なら みんなが知ってた 走れ 走れ 何かになるためじゃない 風の中にいるときは 僕は 僕だった [Verse 3] 次の日の朝も 下駄箱へ行く また うわばきが 見つからない またかって 心の中で つぶやいた 先生に言えば きっと家まで 届くから 今日もスリッパで 過ごせばいい 誰かが心配するくらいなら 僕が困れば それでいい [Bridge] たまに 外の靴まで なくなった 帰る靴がなくて 裸足で帰った日もある 足の裏の 小石より どうしたのって 聞かれるほうが 嫌だった だから家でも 何も言わなかった 心配する顔を これ以上 増やしたくなかった 今なら思う 毎朝 そんなに なくなるんなら 下駄箱なんか 使わなきゃ よかったな [Break] 靴が なくなりました たったそれだけが あの頃は 言えなかった [Final Chorus] 走れ 走れ 好きなだけ 走れ 半乾きの朝も 茶色いスリッパの日も 誰にも言えないものを 抱えたままで 走ってた あの日の風は 何も聞かなかった 道の向こうから 名前を呼ぶ声がした 走れ 走れ 悔しい日も 寂しい日も それでも僕には 好きなものがあった 速くなること 遠くへ行くこと 身体いっぱい 風を受けること 僕は僕の足で ここまで来た [Outro] だから今なら 堂々と言える 「靴がなくなりました」 もう 隠さなくていい それに 今なら自分のお金で 新しい靴を 買える 好きな靴を選んで ちゃんと紐を結んで また 走ればいい 今度は どこまで 行こうか #聴くセラピー #オリジナル曲 #心理学 #心 #子どもの心 #レジリエンス #音楽 #Suno #風だけは知っていた
2時間前
おすすめの放送
stand.fmの無料アプリでもっと便利に
Google Play Store
App Store
about stand.fm
放送が更新されたらプッシュでお知らせされるので最新の放送を聞き逃さない。
about stand.fm
バックグラウンド再生で他のアプリを使用しながら、放送やライブが聴ける。
about stand.fm
放送やライブ、コミュニティでコメントが送れて配信者とコミュニケーションができる。
about stand.fm
アプリだけでかんたんに音声を収録して投稿できて音声の編集もできる。
jasrac
JASRAC許諾番号
9024598002Y31016
9024598004Y31016
nextone
NexTone許諾番号
000006134
© 2026 stand.fm, Inc.