季節の移ろいを感じる余裕を
学校が始まり、久しぶりの通学に付き添ってきました。厳しい暑さの中にも、ふとした瞬間に秋の風を感じたり、木の葉が茶色く色づき始めたりと、季節の変わり目を感じます。台風やゲリラ豪雨など気圧の変動も激しい時期ですが、こうした自然の変化に目を向ける心の余裕を持ちたいものです。
### あなたはどっち?「水中植物(水中花)タイプ」と「サボテンタイプ」
今の時期、体の中は「インナードライ」のような状態になりがちです。中医学の視点で見ると、水分の巡り方には大きく分けて2つのタイプがあります。
* **水中花タイプ**
水をたっぷり吸って体に溜め込んでいる状態です。少し動くだけで汗が吹き出しますが、一方で体に余分な水分(中医学でいう「痰湿(たんしつ)」)が溜まりやすく、台風などの低気圧で体が重だるくなりやすいのが特徴です。
* **サボテンタイプ(乾燥に耐える体質)**
少ない水分を体に溜めて維持する状態です。汗はあまり出ませんが、一度大量に汗をかくと一気にぐったりしてしまいます。加齢とともに体内の貯水タンクが減っている方もこの傾向があります。
### 夏の疲れを癒やす「麦味参(ばくみさん)」の力
汗をかきすぎてぐったりした時におすすめなのが、漢方の「麦味参(ばくみさん)」です。別名を「生脈散(しょうみゃくさん)」といい、文字通り「脈を生む(元気を補う)」という意味があります。
心臓や肺の働きを助け、体に必要な潤いを補いながら、汗の出しすぎをコントロールしてくれます。私のようなサボテンタイプで、水がなかなか体に入っていかない方にも心強い味方です。
### 体質に合わせた水分の取り方
「汗をかいたら水分補給」は基本ですが、飲み方にもコツがあります。
* **水中花タイプの方**
一気に飲むと胃腸に水が溜まり、かえって調子を崩すことがあります。汗をしっかりかける人は適度に飲み、そうでない方は様子を見ながら調整しましょう。
* **サボテンタイプの方**
一度にたくさん飲んでも吸収しきれないため、お年寄りのように「ちょびちょび」とこまめに飲むのが正解です。
自分の体質を知ることで、水の取り方や汗をかいた後のケアが変わります。低気圧への備えなど、体質ごとの詳しい対策については、また改めてお話しできればと思います。