「休んでいるはずなのに、なんだか疲れが取れない……」
受験直前期の小学6年生には、そんな状態が起こることがあります。
夏休みが終わり、いよいよ入試までのカウントダウンが始まると、やるべきことは増えていきます。
「もっと勉強しなければ」と頑張ることはもちろん大切ですが、同じくらい重要なのが、きちんと休むことです。
ただ、「休む」と聞くと、
・睡眠時間を増やす
・お風呂に入る
・横になってゆっくりする
といった「体を休める方法」をまず思い浮かべるのではないでしょうか。
今回の国語ラボラジオでは、休養を
①休息タイプ
②運動タイプ
③栄養タイプ
④親交タイプ
⑤娯楽タイプ
⑥造形・創造タイプ
⑦転換タイプ
という7つのパターンから考えてみます。
実は、「疲れているから寝る」だけでは、疲れが十分に取れないことがあります。
僕自身、大学受験のときに勉強以外のものをほとんど切り捨ててしまい、疲労が抜けなくなった経験があります。
そんなとき、久しぶりにピアノを弾いたことで気持ちが楽になり、その後は毎日30分だけピアノに触れる時間を勉強のスケジュールに組み込むようになりました。
受験勉強では、つい「何を削って勉強時間を増やすか」を考えがちです。
でも、本当に必要なのは、自分に足りていない休養の種類を見つけることなのかもしれません。
受験生本人はもちろん、受験生を支える保護者の方にもぜひ聞いていただきたいお話です。
後半では、2026年度・市川中学校の入試問題から、竹端寛『能力主義をケアでほぐす』を紹介します。
「努力すれば報われる」という能力主義の考え方を、子育てやケアという「計算通りにはいかないもの」から問い直していく文章です。
近年の中学入試でも考えさせられるテーマの一つ。
今回の休養の話とも、意外なところでつながってくる文章だと思います。
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