「ガザ・モノローグ 」からアリー・アブー・ヤースィーン作・梅津尚子訳「戦争の長い時間」を読みました。
"Facebookに興味がなくなり、誰がイイねしたかなんて、気にもとめなくなる。”
"ゴシップも、嫉妬も、他人に対する執着も、一切合切消え去った。”
戦争によって人は物も、日常も、心も失っていきます。
本当に大事なもの、すぐそばにあった喜びへの希求だけが残る。当たり前だと思っていたことがどんなに幸せなことだったか。
このモノローグはパレスチナの生活を垣間見せてくれる作品でもあります。
・バヒッブーシュ:「これ好きじゃない」の意。
・シェケル:お金の単位。1新シェケルは日本円で43.51円(2024年7月7日現在)
・マクルーバ:肉と野菜の炊き込みご飯。マクルーバは「ひっくり返す」の意味で、炊き上がったご飯を大皿の上に一気にひっくり返して盛り付ける。
・ムサッハン:パレスチナ人が古くから作ってきた鶏料理。この料理をふるまわれることは名誉なこととされる。
※作者のヤースィーン氏は「ガザ・モノローグ」を企画したアシュタール劇場の俳優・演出家。2023年からのモノローグはヤースィーン氏の創作が中心になっています。
https://gazamonologues-jp.com/
https://www.ashtar-theatre.org/
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