「ガザ・モノローグ」からアリー・アブー・ヤースィーン作、溝川貴己訳「ラマー」を読みました。
「ラマー」はこの作品の主人公アブー・アフマドの8歳の娘の名前です。
ガザを追われ、家族で南へ逃げる途中ではぐれてしまったのです。来た道を戻って探したくても、立ち止まることさえ禁じられている。止まれば、殺される。
走り続ける人々と、戦車や無線操縦機からの砲撃に翻弄される家族…。
ニュースでもよく聞く地名がガザの現実を彷彿とさせます。
・UNRWA(ウンルワまたはアンルワ)…国際連合パレスチナ難民救済事業機関。1950年からパレスチナ難民の支援と保護活動をしている。
・クワットコプター…無線操縦する無人機タイプの戦闘機
・シャハーダ…イスラム教の五行のひとつで、「アッラーのほかに神はなし。ムハンマドはアッラーの使徒である」とアラビア語で唱えること。
※作者のヤースィーン氏は「ガザ・モノローグ」を企画したアシュタール劇場の俳優・演出家。
2023年からのモノローグはヤースィーン氏の創作が中心になっています。
https://gazamonologues-jp.com/
https://www.ashtar-theatre.org/
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