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朝9時、その会議室は「生産性の墓場」になっていないか?

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こんにちは、無人工経営アーキテクトのYOSHIです。 「経営を、アートにする。業務を、ゼロにする。」 もしかしてあなたは今朝、胃がキリキリするような会議を終えてきたばかりではありませんか? そう、通称「ヨミ会」。売上の進捗報告会議です。 ある中堅商社の営業部を覗いてみましょう。 時刻は朝9時。会議室には重苦しい空気が漂っています。 入社3年目の佐藤くんは、手元のExcel資料を握りしめています。 昨日の夜、SFAのデータをわざわざコピペして作った、この会議のためだけの資料です。 「佐藤、お前のとこのB社、今月いけるのか?」 部長の鋭い声が飛びます。 佐藤くんは立ち上がり、恐縮しながら答えます。 「はい、えー、先方の担当者は前向きなんですが、決裁がまだでして…確度は60%くらいかと…」 部長は眉をひそめます。 「それ先週も言っただろ。60%って何が足りないんだよ。ちゃんと詰めてるのか?」 佐藤くんは萎縮し、「すいません、確認します」とだけ答えて座る。 心の中ではこう叫んでいます。 (それ、SFAの活動履歴に全部書いてあるじゃん…読んでくれよ…) この地獄のような時間。 悪いのは、詰められている佐藤くんでも、詰めている部長でもありません。 「情報共有の作法」が、昭和のまま止まっていることが罪なのです。 SFAという高価なツールを導入しておきながら、それを「情報の倉庫」としてしか使っていない。 だから、わざわざ人間が倉庫から情報を取り出し、口頭で説明するという「運搬作業」が発生する。 はっきり言います。 「進捗どう?」と聞くのは、リーダーの怠慢です。 部下の時間を奪い、モチベーションを削ぎ、組織の空気を悪くする、最悪のマネジメントです。 私なら、この会議室から「報告」を禁止します。 まず、SFAのデータをリアルタイムで可視化したダッシュボードを、オフィスのモニターとSlackに常駐させます。 そして、毎朝Botが「今日の進捗」と「足りない数字」を自動で通知します。 会議室に入ったら、全員が無言でモニターを見る。 現状の数字はそこにあるものが全て。 口頭で「頑張ります」とか「感触はいいです」なんて曖昧な言葉は一切許しません。 議論するのは一点だけ。 「Botがアラートを出しているこの案件、どうすれば動くか?」 これに対するアイデア出しだけを行います。 佐藤くんは、言い訳を考える必要がなくなります。 部長は、集計作業から解放され、部下を助けるための知恵出しに集中できます。 会議は15分で終わり、みんなが「よし、やろう」と前を向いて解散する。 マネジメントとは、監視することではありません。 ファクト(事実)を透明化し、全員が同じ方向を向けるように整えることです。 「報告のための会議」を捨ててください。 数字はBotに語らせて、人間は「未来」と「希望」を語りましょう。 それでは、また次回。YOSHIでした。 #営業会議  #報告書
2日前
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